第10話
「ある日あるところに、玉無し。棒なしの青年が住んでました。その青年は虐められてましたが、鍛錬の日々にて体を鍛え、遂には黒く硬い大地に刺さった伝説の剣を引き抜くことができました。すると青年の身体に異変が起こりました。伝説の剣を引き抜いた次の朝。彼にはなかったはずの棒と玉があるではありませんか。それも立派なイチモツが。その青年は晩年にかけて大変モテたそうな。めでたしめでたし。『性・聖剣エクスカリバー物語』ってね。結構有名な童話なんだぁ、って!ちょっとどこ行くの!!」
カズトはブルーの両手からスルりと抜け出し、話の途中で泳ぎ、抜け出していた。
やべえ、今のところち○このない魚と変態人魚とポークビッツ先輩方しかでてないし、童話も最低過ぎる。本当にやべぇ世界に転移しちまいやがったぜ。ここまでご愛読ありがとうございした。次の作品をお楽しみください。
「ちょっと、なんで逃げるのよ」
「ごめん、ちょっと話聞いてられなくて」
「そうだよね、ちょっと童話としては短いよね」
そういう話ではないんだが。
「でさでさ、一緒に聖剣抜きに行かない?だってさ、そうすれば一石二鳥だよ?カズトはち○ち○をゲット出来るし。私もゲット出来るし」
「色々とおかしいと思うんだが」
ていうかまだ諦めてないのかよ。てか俺の息子を狙うなよ。やっぱり色んな意味でこいつ怖いわ。
「ひとまず聖剣のある伝説の地へ行こう!!」
そう人魚は意気揚々に叫んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます