第一部終了時点での登場人物と舞台設定
舞台はブーツのような形をした半島アペニンにある古い歴史を持つ国セレス王国の王都パラティーノ。
パラティーノはイタリアのローマがモデルの都市でミラノやフィレンツェをごっちゃ煮した町とイメージしていただけると分かりやすいでしょう。
アペニン半島の付け根辺りを起点として、西側の自由都市同盟と東側の自由共和国が冷戦時の米ソのように直接的にではなく、裏で火花を散らしている構図です。
自由都市同盟はパリをモデルとした『花の町』ルテティア、ハンブルクをモデルとしたハンマブルク、港湾都市ダンケルクなどが所属しており、自由共和国はロシア(帝国というより共産主義国家)がモデルです。
物語が始まる十八年前、自由共和国の侵攻でリューリク公国が滅亡し、火薬庫と呼ばれるタウリカ半島を占拠しているというのが現状となっています。
登場人物
アウローラ・
主人公。ヒロイン。愛称はアリーまたはローラ。二十三歳。
シルヴィオと結婚してからはアウローラ・ジュラメント。
幼少時の記憶が欠如しており、天涯孤独の身の上。暗殺ギルドのマスターに拾われ、育てられた結構、重い過去を背負っています。
表向きには冒険者ギルド職員ですが、正体は東共和国の凄腕
秘密組織・
セレス王国では
武器は
腰まで届く長い髪はストロベリーブロンドで光の加減によって、淡いピンク色に見える色素が薄い金髪です。
瞳も不思議な色合いを有しており、光の加減によって、紺色にも緋色にも見える紫色。
シルヴィオ・
ヒーロー。ナイト・ストーカーとしての名は
商人ギルドの有能な若手職員というのは仮初の姿で正体は自由都市同盟の商業都市ハンマブルクから、派遣されてきた
幼少時の記憶はほぼなくしており、育ての親は盗賊ギルド長・
金髪にアメジストのような薄い紫色の瞳を持つ美丈夫ですれ違った女性が頬を染めて、振り返るレベルです。
パミュ・ジュラメント
大錬金術師パラケ・ルッスースが創った
パラケ・ルッスースの別荘の地下室で長い年月、眠りについていたがアウローラとシルヴィオの血がキーとなり、目覚めた。
ミルキーブロンドのボブヘアと
その為、二人から見るとどこか似ていると錯覚を起こすようです。
クレメンティーナ・フォレスタ
愛称はティナ。
冒険者ギルドの受付嬢。愛らしい容姿と愛想の良さもあって、かなりの人気受付嬢です。
紅茶色の髪に濃緑色の瞳で小柄で華奢な体つきですが、ウサギの獣人だけに蹴りの一撃で人を殺せる脚力を持っています。
人間に似た姿でウサギのような耳と尾を持つ氏族とピー〇ーラビットのように二足歩行の人間大のウサギの姿の氏族が存在しています。
ティナは前者に属しており、容姿の美しさでも有名だったりします。
アルヴァロ・ネスタ
商人ギルドのギルド長。モノクルをかけた恰幅のいい中年男性です。
丸っこい見た目通り、穏やかな人格者として知られていますが、その正体は西のハンマブルクから、派遣されたナイト・ストーカーの幹部。
本部からの繋ぎ役を務めるアーベントの上司でもあります。
コードネームは
フィオレ・トッティ
冒険者ギルドの副ギルド長。「おばちゃんね」が口癖の中年女性。
前歴は冒険者で腕利きの女戦士だったが、「膝に矢を受けてしまってね」で引退し、表舞台から去って、冒険者ギルドの事務方を統括している。
……というのは仮の姿でその正体は東の暗殺者ギルド・
コードネームは
ジャコモ・ブッフォン
冒険者ギルド長。壮年の男性。
トッティ副ギルド長と現役時代にパーティーを組んでいた凄腕の冒険者でした。
コンスタンチン・モロゾフ
自由共和国の現職議員。
十八年前に滅んだリューリク公国の伯爵でもありました。
セレス王国での秘匿名はインクボ。
血塗れの槍クリヴァルという毒槍の使い手。
陰陽師のような狩衣姿に白粉を塗った白面の青年といった趣き。
実はこれは本体ではなく、何らかの力を使って
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