6話 青か否か

マイオB棟407号室。


朝、クレソンはベッドから立ち上がると、リビングにやって来る。そこにルーベンが入ってくる。


やあ! おはよう。クレソン!


ルーベンか、今日は早いな。


赤茶の寝間着をきて、髪ボサボサのルーベンは冷蔵庫から、オレンジジュースを取る。


おい、そのオレンジジュース俺のだぞ。お前のはリンゴだろ?


そうだった。


と、オレンジジュースを戻し、リンゴジュースを取り出す。


お前の今日の寝間着、青々しいな。


え? 別にいいだろ。


さて、俺は着替えてロングスに行くよ。お前も行くか?


今何時だっけ?


7時だけど?


そか、行く。


そこに電話がなる。


こんな朝早くにだれだ?


と、クレソンは電話をでる。


「はい、もしもし?」


「もしもし、ウィンクル制作会社のジョナサンだ」


「はい、えーと、仕事かなにかですか?」


「君はクレソンだね?」


「はい」


「よし、明日仕事を頼みたい。CMのワンシーンで青い空間にずーといる仕事なんだけど、いけるか?」


「ええ、大丈夫ですよ。目が青々して羽ばたきたくなるのを抑えますよ」


と、クレソンは笑った。


「わかった。じゃあ明日きてくれ」


「ありがとうございます」


と、相手の人が電話を切った。


ルーベン聞いてくれ! いまCMの仕事入ったぞ。


ほう、よかったな。ちょっと待ってろ着替えるから。


わかった。


ルーベンは自分の部屋に戻る。


クレソンも服を着替えた。クレソンは青いシャツに普通のジーンズを来た。


ルーベンはブラウンの長袖シャツに白パンだった。


さて、行くか。トッドと待ち合わせしてるんだ。


そうか、わかった。


2人はロングスに向かった。


ロングスまでスグそこだ。マイオB棟を出て、右に進む、すると銀行がる。その隣に喫茶店のロングスがある。


着いたな。トッド居ないぞ?


なあ、クレソン。


なんだ?


普通友達との待ち合わせ時間って何時間まつ?


ん〜 10分から20分かな。


そうか。なら時間になったら先にロングス入ろう。


そうだな。


お前今日青いな。


悪かったな。


すると、そこにトッドが来る。


やあ。


今日早かったな。10分も待ってない。


ああ、まあね。中行こう。


トッドと合流し、ロングスに入った。


3人はソファーテーブルに座る。


何頼む?


と、そこに店員さんがくる。


何にしますか?


俺ははターキーサンドイッチ。


と、クレソンが言う。


俺はチリとハムサンドイッチ。


これはトッドだ。


なら俺は野菜とコンソメスープにするよ。あとマフィン。


最後にルーベンが答える。


分かりました。


と、店員は厨房に行く。


聞いてくれ、さっきCMの仕事入った。


CMだって? いつの間に売れっ子になったんだ?


それがな、青い個室のワンシーンらしくて、目がどうかなりそうだな。


大丈夫だろ。お前の服も青い。


そうだな。


今日どうする?


今日? これから仕事する予定だけど?


なんの?


演技の。ドラマが近いんだ。


ふーん。売れっ子は忙しいんだな。クレソン君。


なんか嫌味みたいだな。


そんな事ない。褒めてるだけ。


トッドいい加減にしろよ。


わかったよ。


そうだ、今回講演はいつなんだ?


講演? たしか3日後だな。なんで?


実は最近マホーン会場のバーに可愛い子がいて、ちょっと声を掛けようかと。


ほう。それはそれは、なんて言うのかな? 僕は電話を仲介する電話番人してますってか?


なんだよ! なんでもいいだろ!


はいはい。おい、来たぞ。


そこに料理がやってきた。クレソン、トッド、ルーベンの料理の順だ。


食べたら俺の部屋こい、講演明後日にできるか聞いてやるよ。


おお! ありがとう!


いいんだ、おれは2日間講演できるかも。


早く食べよう。


3人は今日何も無いので、少しゆっくりしながら食べた。


クレソンは2日間講演できる可能性がある。


CMの仕事は乗り切れるのか。










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