第17話 全員嫁にして孕ませてぇ
「私、初めてですので……その、やさしく抱いてください」
「わ、私も初めてだ……。やさしく、頼む」
俺は二人の裸の女性を前にして、滾っていた。
ライゼもティナも本当に綺麗だ。
アイリも人形のように綺麗だったが、この二人にはまた違った魅力がある。
なんだか俺は、このために生まれてきたような気さえしてしまう。
「くそ、本当は孕ませたいけど……我慢だ」
「本当にすみません。私も、今すぐにでも孕みたいのはやまやまなんですが……」
「いや、いいんだ。ライゼもティナも可愛いからな。このくらい我慢できる」
嘘だ。本当は今すぐにでも子供をつくりたくて仕方ない。
嘘でもいいから、俺は声に出した。
「うおおおおお! 孕め!!!!」
「きゃ。レルギア様♡ 激しいです♡」
ま、避妊スキル使ってるから孕まないけどな。
とにかく、俺は全身全霊で二人を愛した。
孕ませるつもりで、腰を打ち付けた。
普段はおしとやかでいかにも気品あふれるお姫さまっていう感じのライゼが、淫らに乱れる姿は俺のCPをこれでもかというほど貯めさせた。
やっぱりギャップ萌えっていいよな。
ティナも普段はお堅い感じの真面目でガードの硬い女騎士って感じだが、いざベッドの上となると少女のように恥じらってなんともかわいらしい。
アイリとはまた違った性交が楽しめた。
そして俺の中で、より一層アイリのことが恋しくなった。
「あー、はやくライゼ学校卒業しないかなぁ」
「それは、あと3年ほどかかりますね。もちろん、成績次第で前後しますが」
「マジかぁ。人間ってめんどうだなぁ」
俺ははやく卒業したライゼと交尾がしたい。
事が済んだベッドの上で、俺たちは裸のまま雑談を始めた。
ティナがふと、俺に尋ねてくる。
「そういえば、レルギア殿は今何歳なんだ? 学校には……行ってないよな……?」
「ああ、俺は確か17くらいだな。ライゼもそのくらいか? まあ、大魔境には学校なんてなかったからな」
「まあ、その非常識さからして学校には行ってないのも納得だ」
「おい、それじゃあ俺が非常識な奴みたいじゃないか」
「だからそう言ってるのだが……」
俺はまだ学校ってのがどんなところなのかよくわかっていない。
ティナの話では、毎日勉強をしたりするところだそうなのだけれど。
「じゃあライゼはあと数日したら学校に通うのか?」
「まあ、そうなりますね。神殿にはいかなくてよくなりましたし、それに、魔王軍との戦いも解決しましたからね」
「そっかぁ。じゃあ、俺はライゼとは一緒にいられないのか」
「おさみしいですか? ふふ、レルギア様もかわいらしいところがありますね」
「俺も学校行こうかな……」
俺がふとそうつぶやくと、ティナがぎょっとした顔で俺を見つめてきた。
「レルギア殿。ま、まさか学校に興味が……!?」
「え。だって、そうすればライゼといっしょにいられるだろ? それに、成績とかいうのがよければはやく卒業できるっていうし、俺がいればすぐに卒業できるぞ?」
「た、たしかにレルギア殿といっしょに学べばすごそうだが……。うーん、レルギア殿が学校……嫌な予感しかしないな……」
まったく、ティナはいつも人聞きの悪いことを言う。
どうやら普通俺くらいの年齢の人間は、みんなその学校とかいうところにいくらしいのだ。
だったら、俺も当然興味が出るのは当たり前のこと。そうだろ?
それに、学校っていうのは研究機関でもあるらしいのだ。
ドラゴンのことについての研究してる先生とやらもいるのだとか。
書物も沢山あるみたいだし、なにかアイリを探す手がかりが得られるかもしれない。
とにかく、学校に行くのはメリットだらけなのだ。
「それに、同じくらいの年齢の若い女もたくさんいるんだろう? 全員嫁にして孕ませてぇ」
「結局それなのか……はぁ……」
今までずっと大魔境にいて、アイリ以外の女を知らなかったからな。
外の世界を知ったからには、やっぱりいろんな女を抱いてみたい。
俺は今、猛烈に女に飢えていた。これまでの17年を取り戻すかのように、一気に高ぶっているのだ。
もちろん本命はアイリだけど……肝心のアイリがどこかへ行ってしまったからな……。
「姫様、レルギア殿はこんなことを言っていますけど、いいのですか!? 姫様というものがありながら、他の庶民の女に目移りなど……」
「私は別に構いませんよ? アイリさんのこともありますし、それにティナもいっしょにいただかれちゃってますし、今更です。レルギア様は一人の女にとらわれるような器のお人ではないんですから。英雄色を好むともいいますし」
「まあ、そうですね……。レルギア殿に常識を求めた私が間違ってました……」
ティナとライゼが勝手に納得してるけど、どういう意味だそれ。
「常識を学ぶ意味でも、レルギア殿が学校に行くのはいい案かもしれないな」
「お、そうだな。俺も外の世界をもっと知りたい」
ということで、俺はライゼと共に学校に通うこととなった。
ティナも護衛兼姫のサポートとして、同行する。
王のはからいで、俺も特別にフランツァメルト貴族学院への入学を許された。
だが、その前にまずは試験を受けなければならないそうだが。
◆◆◆
学校へ行くにあたって、とりあえず俺はしばらくこの城に住むことになった。
アイリのこともあるし、なるべくはやく森の家に帰りたいところだけど……。
とりあえず試験の日までは俺は城で寝泊まりする。
あと当面の生活費なんかも、王から支給された。
国を救ったという名目で、余分な金を山ほどもらったのだった。
滞在中、ローゼンベルクの街を遊びつくせるな。
カジノなんかもあるらしいから、あとで散財してやろう。
どうせ俺には金なんてそんなに必要ないからな。
たいていのものは創造スキルで作れるから、飯もいらないし。
それよりもCPのほうが大事だ。
金で女を抱ける娼館っていう店もあるみたいだから、あとで行ってみよう。
「そういえば、オブライエンの所属していた国はどうなったんだ? スパイが始末されたことで、なにかしてきたりはなかったのか?」
「いや、こちらの情勢に委縮して、なにもしてきてはいないようだ。例のドラゴンの情報なども伝わってるようだからな。これもレルギア殿のおかげだ」
「そっか、ならよかった」
「姫が大魔境から魔王より恐ろしい賢者をつれかえったと噂になっているそうだぞ」
「えぇ……」
ティナからきくところによると、どうやらそうらしい。
周辺の諸国はローゼンベルクが恐ろしい武力を手にしたとして、畏怖しているそうだ。
また、魔王軍を退けたのもローゼンベルクだということで、諸外国からは感謝状なども届いているみたいだった。
まあ、その辺の面倒ごとは俺には関係のないことだけど。
それから、城に住み始めてから、城のメイドや使用人を手当たり次第に抱いた。
「賢者さま! 賢者さま! 今晩はわたくしのお部屋に!」
「いえ、今晩こそこちらへ!」
毎晩俺は引っ張りだこだった。
ライゼとは違って、メイドはいくら孕ませても大丈夫だからマジでラッキーだ。
俺はしこたま子種をまき散らした。
そして、いよいよ俺が学校へいく試験の日が近づいてくる。
さて、学校では何人の雌を孕ませることができるだろうか。
――つづく。
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