(二)-18
そのお相手は、コウジ君が全く知らない人だと、彼も困ってしまう。だから彼が見知った範囲内で相手を見繕わねばならない。これは鉄板どころか分厚い上に跳弾を狙って傾斜をつけて配置された特殊綱のような鉄則だ。
にもかかわらず、彼と話をできていない。彼と話をしなければならないのに、移動教室でも体育の時でも彼が席を立つと同時に私が席を立つと、下赤塚フジオも席を立ち、私のことを追いかけてくるのだ! ああ、もうっ、本当にイライラする!
(続く)
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