2023年2月3日(金)
日頃の行いが悪かったのか。
額に「死」と書かれた天冠をつけた同居人が増えたからなのか。
吾輩にも理由は分からぬ。
分からぬが、先月末からすこぶる体調が悪い。
扁桃腺の腫れ上がりに始まり、声帯の炎症、声が出なくなるほどの悪化に
喘息。
落ち着いてきたかと思いきや、
左目がウイルスに同居され結膜炎なる闇の力を目覚めさせてしまう始末だ。
物凄いのだ。
万華鏡写輪眼みたくなっている。
今なら弟のために里を裏切れそうだったりする。
吾輩には弟などおらぬが。
そんなこんなで何故だか具合が悪い。
家に帰ると3人になったじじい達が愉快そうにしており、夜も眠れぬ。
どこから持ってきたのか分からぬ人生ゲームで、夜通し盛り上がっている。
誰かが破産したり怪我をした時の喜びようは、吾輩でも軽く引くくらいである。
毎日勘弁してくれ。
レポートをパソコンに打ち込んでいると、一生デリートキーを押してくる。
ようやく仕上げた書類に鼻◯そなんぞも擦り付けてくる。
何故かいつも持ち歩いている大きな鎌の先端が血濡れていたら、書類でを拭いてきたりもする。
そんな毎日のせいなのか、日頃、悪態をついているせいなのか。
とにかく正解は分からぬが、休みが欲しい。
勝手に居候しているじじい達も出て行ってくれないだろうか。
人生ゲームを小脇に忘れず。
それは誰の家でもどこでもできる。
何ならお隣のベランダが開いているときに教えてやるから去ってくれ。
でなければ、吾輩の体から免疫機能が旅立って行きそうだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます