不屈のレズバトラー「聖月」

鬱輪が広い

愛液46ガロン 前編

 レズバトル…リング上で女性同士が性技を用いたプライドをかけた死闘を繰り広げる競技。性的嗜好はほぼ関係ないが、男性はもちろん参加は出来ない。ちなみに、極度の暴力行為(生命の危険や骨折等の思い傷害行為。)は禁止。(行われた場合はレフェリーが対応にあたる。ケースバイケースではあるが出場停止処分になった選手も過去には存在する。)

勝敗の決定方法に関しては「潮吹き」、「失禁」などで決めるのが一般的だが、このほかにも両者合意の上で

終わるギブアップに近いもので終わる形式や主従関係を一定期間契約させられるような試合もある。




 アタシの名前は「聖月 水春(ひじりずき すばる)」。レズバトラーだ。ある目的があってこのレズバトルの世界へやってきた。連勝を重ねてランキングの5位まで上り詰めた。

 そして、今日は4位の選手との対決がある。

 


 相手の名前は「清水 基子(しみず もとこ)」。別名「モトピー」で茶髪のギャルだ。

 「今日はよろしくね、ひじりん。」典型的なギャルのテンションだ。

 「アソコゴン責めでやってあげるからね。」緊張感は変えずに囁くように耳元で言われて、自分の中にあるMっ気を握られたような感覚になり、こいつの言葉責めの恐ろしさを思い知らされる。

 このギャルの強みはどうやらその「加虐性の高い言葉責め」と「軽そうな容姿」らしいこの二つが噛み合うことで相手に屈辱感が芽生えてしまうそうだ。

 「下品な見た目だね。アンタ、下の方ムズムズするからノーパンにしてるとかないよね?」アタシが返してみると、顔がこわばっていた。どうやら、煽り耐性は皆無のようだ。

 「では、身体検査始めるんで下がってください。」

 レフェリーの「津反 夏目(つたん なつめ)」がやってきた。この女は趣味が悪戯かは知らないが絶対に変なことをしてくる。それも変則的かつ変速的なことをする。対策してもしょうがないので選手は全員我慢して耐えているのだ。職権を乱用しているので、早く別の人間に交代して欲しいものだが、何か特別な力が働いているとか変な噂を聞き、これ(津反)に関しては考えることをやめた。

 「では、清水選手を隈なく身体検査させていただきまーす。」津反がおっさんのように言った。

「…………っん…あっ❤️」

前からはあまり見えないが、何かされているみたいだ。

「それ…おかしいって…❤️」と清水。

「ご協力ありがとうございました!」とニッコリ津反。

 そしてアタシへ。

「では、聖月さんの番ですよ。」

はい来た。うんざりだ。と思ってる間に触ってきやがった。足から這うように上がっていき、膝あたりからエレベーターのように直線的に急上昇して股間に手のひらをぶち当てて、さすってきた。「n………」

正直感じたが、悔しいのでなんとも感じてないふりをした。さらに脇をくすぐりながら上昇していき、乳首をピンポイントで責めて終わった。

 「感じてんじゃねえよ。」と清水が言う。それに対して津反が「清水選手のほうこそ濡らしてましたよね?w」と煽り、清水が顔を少し赤くしていた。今のところ清水の強みが活かせていない気がするのはアタシだけではないはず。

 「では、おふたりとも準備はよろしいですか?」

「アタシの方はイカせる準備は出来てるよ。」と返事をしながら流れるように軽く煽る。すると、「ぶち犯されて濡らすのはアンタのほうだからw」と清水が下半身から液漏れをおこしながら言う。油断をさせるのが目的かもしれないので気を引き締める。

 「では、聖月選手対清水選手!潮吹きデスマッチで試合開始!!」ゴングの音が鳴り響く。



 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る