39話 ついに婚約する2人
翌日。
「おはよう、エルザ」
「あぁ、おはよう。今日も良い天気だな」
「そうだな」
俺達がそう言いながら朝食を取っているといきなりエルザが話しかけてきた。
「それで、二人はいつ結婚するの?」
「ぶっ!」
俺は思わず飲んでいたお茶を吹き出してしまった。
「けほっ、けほ……急にどうしたんだ?まだ付き合い始めたばかりだぞ」
「でもいずれは結婚したいんでしょ?」
「まぁそりゃあ、そうなんだけど……どうしてそれを?」
「見てればわかるわ。ずっと一緒にいるもの」
「そうか。まあそれは追々考えるとするよ」
「わかった。楽しみにしてる」
そう言うと彼女は去っていった。
ちなみにサラはまだ寝ている。昨日遅くまで起きていたからだ。
「まったく、仕方ない奴だな」
そう思いながらも俺は彼女の事を心の底から愛しているのだった。
俺とサラが恋人になって数ヶ月が経ったある日の事。
サラがいつものように出かけようとしていた時、俺はある事を思いついてサラに声をかけた。
「サラ」
「何?」
「これを受け取ってくれないか」
俺はサラに指輪を渡す。するとサラは笑顔でそれを受け取った。
「もちろんよ。ありがとう。嬉しいわ」
「そう言ってもらえると俺も嬉しいよ」
こうして婚約することになった。
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