20話 四天王との死闘 その1

そこには四天王の四人が揃い踏みをして待っていた。


「よくここまで辿り着けたな。だが、お前たちを倒すために我々は準備をしていた。もう逃げられないぞ!」


バズクは勝ち誇ったように叫んだ。


「覚悟して下さいね」


シスター・ミュージーも臨戦態勢だ。


「早く終わらせたいんだけど……」


スレイヤは退屈そうだ。


『皆さん油断しないでください!』


ルーナが注意を促す。


「わかってるよ」


サラが答えた。


「それでは始めましょうか」


シスターが言い放つ。


そして、戦いが始まった。


まずはシスターとスレイヤが同時に仕掛けてきた。


「【ライトニングアロー】」


スレイヤが魔法を唱える。


すると、雷の矢が無数に現れた。


「避けきれない……」


サラは焦っている。


「任せて」


エルザが前に出た。


「【シールド】」


そして、防御系の呪文を唱えた。


すると、エルザの前に透明な盾が出現して、攻撃を防いだ。


「ありがとう」


サラはエルザに感謝する。


「いえ、お礼を言うのはこちらの方ですよ。それに、まだ始まったばかりですからね」


エルザは謙遜しているようだ。


「その通りだよ。まだこれからだからね」


サラとエルザはお互いを見て微笑んだ。



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