そもそもレビュー練習とは
レビューについての思いは企画の概要文で語ったことが全てです。
貰って嬉しい、喜んでいただいて嬉しい。お互いwinwinなのがレビューだと考えています。
あとは、カクヨムのトップを見ていただくとわかるのですが、新着作品よりも上に新着レビューがあるんですよね。「書く」ことと「読む」ことをサイト名にしている運営さんがレビューにかける熱量を感じます。
そしてなぜ私がこれだけレビューを語るのかと言うと、自分自身が過去に頂戴したレビューがとても嬉しかったからです。
私の作品を読んでくださった方は何となくお分かりかと思うのですが、転生もしなければ冒険もしないし最強チート能力もなく、主人公を無条件で好きになってくれる露出の多い巨乳のヒロインもいなければ超絶美少女もいない。欲望に忠実なのでイケメンだけはいます。地の文が多くて一文が長い。文章解析AIツールで何度校正しても「長い」と言われる。解せぬ。
まぁ、時流に乗れていないのですよ。
それは「たくさんの人に読んでもらえるもの」ではなく「本当に自分が書きたいもの」を書いているからなので、いいのですけれど。
でもせっかく書いたからには読んでほしいという欲求はあります。大勢の人に見向きもされなくてもいいから、たった数人でも、一人でもいいので誰かに刺さってほしいな。そう思いながら書いています。
そんな自作に、コメント付きレビューをいただく機会がありました。
衝撃が走りました。
読んでくださった方がいる。しかも、その方の言葉で作品を語っていただけた。
私の承認欲求満腹指数は一気に天まで突き抜け、雲を裂きました! ……いや、冗談ですけどそれくらいの勢いです、本当に。
しかも、コメント付きレビューをいただいてからPVやブクマがぶわっと増えました。初のランクインもさせていただき、「何事!?!?」と軽くパニックになったのを覚えています。コメント付きレビュー、強すぎる。
カクヨムでは様々な応援方法があります。
作品を読む。ハートを押す。コメントを残す。サポーターになる。星を送る。そして、レビューを書く。
レビューを書くとまず星が増えます。当たり前ですよね。ランキングにも影響してくるはずです。
そしてトップの新着おすすめレビューに載ります。ここは新着作品ほど数が多くないので流されにくいです。
あと、星が付くとトップの注目作品にも載る可能性があるらしいです。
つまり、作品が人目に触れる機会が多くなる!
ということはですよ……
「書いたからには読んでほしい。でもランキングには書籍化作家さんや人気ジャンルが犇めいていて、自分の作品が入り込む余地がない。誰にも読まれない。きっと面白くないんだ……(筆ポキ)」
ちょっと待ってーーー! 面白いか面白くないかはまずは読んでもらわないことにはわからない! でも、そもそも読んでもらうハードルが高い! じゃあ読んでもらうにはどうすればいいのか! 宣伝はご自身で頑張ってもらうとして、読者が一番効率的に応援できる方法は……レビューだ!!!!
作者さんに直接愛を叫べるだけでなく、他の人にも読んでもらえる可能性が広がる。レビューの力ってしゅげー!!!!!(語彙消失)
そんなこんなで、せっかくだから私も人様の作品にレビューを書いてみようと思い立ったわけなのですが。
まー、上手く書けない(笑)
基本的に読了後は「しゅきいいいい!」という語彙しか残っていません。この「しゅき」に肉付けをしていくのですが、どこをどう書いたらいいのかわからない。
作品を読み込む力、そこから受けた印象などを言葉に変える力。た、足りない……。
おそらく、的外れなレビューを書いたことは多々あったはず。その節は大変申し訳ありませんでした。
一方で、自作へいただくレビューの解像度に驚く日々。
作者の想像の範疇を超えた解釈で語っていただけた日には「続き、書きますか……?」と天を仰ぎました。いや、私が書く!
そんな作者が感動するようなレビューを、私も書いてみたい。そのためには練習が必要だ。
よし、練習企画をやろう。
こんな感じでレビュー練習の自主企画を始めたわけですが、私と同じような悩みを抱えた方々がたくさんいらっしゃったのは、良い驚きでした。
「気兼ねなくレビューを書いてもいい作品で」と募集をかけたことで、レビュワー初心者さんが安心して取り組めたこともあるのでしょうか。「自分なりのレビューの仕方がわかってきました」とコメントいただいた時には、飛び上がって喜びましたよ。
レビューを書いてみたい人は、意外とたくさんいる。だけど書き方がわからない。的外れなことを書いて怒られたらどうしよう。気軽に練習ができるならしてみたい! そんな輪が広がってくれたのかな、と。
すごいですね、創作界隈の未来は明るいですね!
この企画に参加していただいたことで、レビューに対する敷居が少しでも低くなってくれたらいいなと個人的に思っています。
なお、未だに「しゅき」の肉付けの最適解は見つかっていません。練習あるのみ!
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