個性的なキャラを書くにはどうしたらいいか? → その個性の良さみを熱く語りつくせ!

 Q.個性的なキャラを書くにはどうしたらいいですか?

 A.あなたが本当にその個性を愛しているのか、が答えです。愛しているなら推し活の如く、良さ味を語ってください。良さ味を全部絞り出せば、勝手に個性的になります。






 今回も回答を先に書きました。この回答には自信があります。


 まず大事なのは、本当に個性的なキャラを書きたいかどうかでしょう。

 ライトノベルは確かに、キャラの良さが売れ行きに影響すると言われています。キャラで売るコンテンツという側面もあるでしょう。大半のライトノベルには挿絵があるのが大きいですね。

 コミカライズ化したりアニメ化したり、そういったメディアミックスの際にも「キャラが映えるか」は考慮のうちに入ります。


 ですが、キャラクターの強すぎる個性がアンチを生むことも往々にしてあります。

 暴力系ヒロインは、一時流行った(というよりゴリ押しされていた?)典型的なキャラクターですが、暴力を振るうのは普通に嫌、というシンプルな理由でアンチを作りました。

 やれやれ系主人公も、一時流行った典型的なキャラクターです。ですが斜に構えた姿勢や主体性のなさを嫌う人もいます。


 その上で質問です。

 個性的なキャラは何故ウケているのでしょうか?

 いえ、もっと踏み込んで聞くと、個性的でありさえすればウケるのでしょうか?


 前者の答えは「面白いから」「可愛いから」「応援したいから」「推せるから」等、だと思います。

 後者の答えはノーで、見ててキツいキャラだったら個性的でもウケないんじゃないかな……と思います。


 そうです。個性的だからウケているというより、キャラがいいからウケてるんじゃないか? という至極当然のお話なのではないかと思います。


 極論、キャラが希薄でもいい味出していたらウケるはず。日常系アニメでも、あんまり主張しないキャラがいい味出しててキャラ人気が高いってこともありますからね(暴論)






 とはいえ個性的なキャラが"映える"のは事実です。

 なので我流ではありますが、私が個性的なキャラを作る時の方法を紹介させていただきます。


 ①その個性の良さを語る

 ②その個性の「これは俺的には解釈違いなんだよなー」を除去して純化させていく


 これです。上の二つに尽きます。


 例えばですが、私はツンデレが好きです。

 でもそれは別に、普段ツンツンしている子がデレるから好き、というわけじゃないです(私は、普段からもデレデレしとけや!って思っちゃう人です)


 で、考えるわけです。

 私が本当に好きなのは、何なのだろうと。

 本当に好きなのは、つんけんしている女に滅茶苦茶スケベなお願いごとをしてみて、ぎゃーぎゃー嫌がる彼女にそれでもなお拝み倒して、もはや半泣きになりながらも顔を真っ赤にして恐る恐るそのスケベなお願いごとを受け入れてくれるところが好きなんじゃないかと(ゲス顔)


 この「ツンデレ」の要素のうち、嫌いな要素を取り除いてより「俺の嫁」の形にカスタマイズしたもの、その良さを熱く語って書けば十分個性的になるはずなのです。


 良さを語る。そうしたら同意してくれる同士が必ずいるはずです。ひょっとすると、感化されて自分の作品を気に入ってくれる可能性があります。


「私は「ツンデレ」の良さをこの人に教えてもらった、だからこの作品が好き!」

 といったように、長くに渡って推してもらえる可能性もあります。良さを熱く語るとはそういう良さがあるのです。


 個性的なキャラで売っている作品があります。ですがそれはもちろん、熱く語れる「良さ」、人を熱くする「良さ」あってのことです。

 良さを磨き上げることで、オタクな人たちにどっぷり嵌ってもらえるような、人に熱心に推してもらえるような――そんな素敵なキャラに仕上げてください。


 最後になりましたので、これだけは是非。


 ドスケベなお願いを断り切れず、もういっぱいいっぱいになって、耳まで顔を赤くしながら最終的に言いなりになっちゃうツンデレは最高(早口)






 ◎まとめ:

 ・個性的なキャラクターを書きたいと思ったら、まず「良さを熱く語れるモノを持っているか?」を考える

 ・良さをガンガン熱く語る → 結果的に、その「良さ」がイラスト映えにつながる


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 これからもよろしくお願いいたします。

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