フト立ち寄った本屋で、『Until Dawn』を立ち読みして読んだが、全く理解出来なかった。
だから、もう一回読んだ。
そして、その行為を何度も何度も繰り返した。
理解出来ない自分に腹が立つ。



背後から、俺に話し掛けて来る人が居た。
「あ.. アノぉ、もう閉店何ですが.. .」


俺は本屋を追い出された。
後もう数回程、読んだら理解出来た筈だ。
気が付くと、世界は漆黒の夜中。

「ケッ！」
俺は道端の石っころを蹴る。

道行く中、付き合い始めっぽい、ツガイの男女達やら、痴話喧嘩中のカップル達やらの姿が、今夜はヤタラと目に付く。


「.. Damn！」
思わず呟いてしまった。


これが俺の解釈した『Until Dawn』。



晃ちゃん。
『Until Dawn』買わなくて御免ねッ！