汚名返上

俺の大学の友人は言い間違いが多い


「こないだのボーリング大会ガーターばっかでさあ」

「え、すげえ。そんな大会あんの?」

「普通にあるだろ」


俺の脳裏に掘削ボーリング大会でガーターベルトを着けた女の子が沢山いる光景が浮かんだ

もちろん、ボウリング大会でガターばかり取ったのは分かっている

俺が少々言葉に敏感なだけだ


「教授の所行くのって敷居が高くないか?」

「何か不義理でもしたのか?」

「いんや」


分かってる、分かってるよ

お前が言ってるのは不義理や不真面目な事をして心理的に行きにくいって事じゃないのは

気難しい教授の所に行くのはハードルが高いって言いたいんだろ?

俺が…以下略


「お前には指摘されてばっかだな。かっこわりぃ。汚名挽回させろよ」


そう言って友人はいつになく真面目な表情で俺に壁ドンした

トゥンク…


「汚名は返上するんだよ、ばか……」



◇◇◇◇◇



すみません。最後ふざけました。

汚名挽回も間違いではないという説もあります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る