夜の工場にて。
続
夜の工場にて。
肌寒い秋の夜。風に揺れる枝葉の音。寂れた田舎町にある、今は無人の小さな工場…
……と聞いたら、どんなものを思い浮かべるだろう。深夜の天体観測?もしくは肝試し?
でも残念なことに、僕はそのどちらでもない。天気が悪いのかここ最近星なんか1つも見えないし、工場で肝試しなんてしたら、後でお父さんにめちゃくちゃ怒られる。
まあそもそも、こんなところ怖くもなんともないんだけどね。お父さんがやってる工場だし、僕はもう8歳だ。幼稚園生じゃないんだから、もうお化けの話で怖がったりしない。
だから今日も僕は、誰もいない工場の周りを1人で“散歩”してる。
別に、家出とかいたずらとかじゃない。夜になると眠れないせいだ。でも他に行く場所もないから、こうして工場の周りを歩き回っているだけ。
まあお父さんいわく、ここは“工場”っていうよりも、小さなコウバ?みたいなものらしいけど。
人がいるときはいつも、「危ないものが多いから」と近寄るだけで怒られる。けど今は、誰にも何も言われない。こんな時間に僕が出歩いてるなんて、誰も思っていないんだろう。
ばれたら、きっと怒られる。でもいつまでも気づいてもらえないのは、少し寂しい。気づいてほしい。
――今日こそは、誰か気づいて、心配してきてくれないかな。
そんなことを思いながら歩いていたら、僕は工場の扉が開いているのに気付いた。
いつもは取っ手の部分に、厳重な鎖を巻き付けてあるのに、それが外れている。
お父さんが鍵を閉め忘れてしまったのだろうか…?今まで、そんなこと一度もなかったのに。
扉の前で立ち止まって、少し考える。そして、僕は建物の中にすっと体を滑り込ませた。
危ないものがあるかもしれない、泥棒がいるかもしれない…そんな恐怖心より、いつもは1人じゃ入れない場所に入れるドキドキの方が、ずっと大きかった。
中は真っ暗で、少し埃っぽいにおいがした。
危なくないようにちょっとずつ、僕は前に進んだ。空気がひんやりと冷たい。“ヒュウゥ”と風が押しつぶされる音が聞こえてきて、なんかお化け屋敷みたいな雰囲気だ。でも、隙間風なんて変だな。どこか窓が開いてるとか…?そんな不用心、お父さんらしくない。それとも、もしかして――
「ねえ。君、こんな時間に何してるの」
「うわああああ!」
突然後ろから女の人の声がして、僕は叫び声をあげて転んでしまった。
誰!?泥棒?お化け?幽霊!?どれであっても怖い。怖すぎる。僕は床にへたり込んで、震えながら振り返った。
するとそこにいたのは、真っ黒なドレス?を着たお姉さんだった。
背が高くて綺麗で、この世のものとは思えないくらい……よく見たら、背中から黒い羽根がちょっとだけのぞいている。
「ご、ごごごごごごめんなさい助けて…」
「ちょっと、落ち着いて。怖がらなくていいよ」
僕が泣いて怯えていると、女の人はちょっと困った顔になって、僕の前にしゃがんだ。
「驚かしてごめんね、泣かないで。大丈夫だから」
涼しげな、淡々とした声。でもきっとお姉さんは、僕をこれ以上怖がらせないためにと、しゃがんで目線を合わせてくれたんだろう。
近くで見ると、お姉さんは綺麗…というよりも、ちょっとかっこいい顔をしていた。
でも……
「で、でもお、お姉さんは、悪魔なんでしょ?」
黒い服に、黒い羽根。しかもそれが、びっくりするくらい綺麗なんだ。そうとしか考えられない。
「僕が悪い子だから、僕の魂をじ、地獄に連れていくために来たんでしょ?」
「…君、悪い子なの?」
「だって、こんな時間に外をうろうろしてるし、お父さんにダメって言われてるのに工場の中入っちゃったし…」
「確かにこんな時間に外にいたら、お父さんとお母さん、心配しちゃうね。探検してたの?」
「ううん、その…夜になると眠れなくて、なんだか寂しくて…でも、もうしませんごめんなさい!だから、だから地獄には連れて行かないで…」
「……そっか。でも、大丈夫。安心していいよ。君を地獄には連れて行かないから」
「…え?」
その時、悪魔のお姉さんが柔らかく微笑んだ気がして、僕はちょっぴり驚いた。
「眠れないのも、寂しいのも辛かったね。確かに、君は危ないことをしたけど…ちゃんと反省できる良い子だから、今回だけ特別。だから、今日はもうお家に帰ろう。一緒に行ってあげるよ」
そう言って、お姉さんは僕に左手を差し出した。
お姉さんは悪魔のはずなのに優しくて、僕も優しくされたことが嬉しくて…怖いなんて気持ちは、すっかりどこかに行ってしまっていて。僕は、お姉さんの手をぎゅっと握った。
その手は、不思議なくらい温かかった。
「うわ、君の手冷たいね…冷えちゃったのかな」
「ずっと外にいたからかも。ごめんなさい」
「謝ることじゃないよ。さ、行こ」
お姉さんは、僕の手を引いて優しく立たせてくれた。
そのまま、一緒に工場の外に向けて歩き出す。外が暗くてもまた眠れなくても、お姉さんが一緒にいれば、もう寂しくない気がした。
けどその時――
ふと、建物の奥の方から、ガタっという物音が聞こえた気がした。
びっくりして振り返ると、ゆらゆらと動く不思議な光が見えて…一瞬で消えてしまった。
「ねえ、お姉さん。ここにはお姉さんの他にも悪魔がいるの?」
歩きながら、僕はお姉さんに尋ねた。お姉さんは物音にも光にも全く気づいていないようで、すぐ首を横に振った。
「いないよ。私1人だけ」
…おかしい。絶対、向こうに誰かいる。もしくは――何かある。
僕はだんだんと不安になった。もしかしたら、奥には本当の泥棒がいるかもしれない。ここにはお父さんたちが頑張って作った機械の部品とかがたくさんあるのに――
モヤモヤと考えている間に、いつの間にか建物の外に出てしまっていた。お姉さんが一緒だからか、外の景色が普段よりも明るく見える。
「ねえ、君の家ってここからどれくらい?歩いて来れるならそんなに遠くないと思うけど、もう暗いからここは――」
何かを探しているみたいに、遠くを見ているお姉さん。
お姉さんにも話した方がいいかな。でも、もしかしたら僕の勘違いかもしれないし。よし、パッと行って、泥棒がいないかだけ確認してこよう。すぐ戻ってくればきっと大丈夫だ。もし本当に泥棒がいたら、大声でお姉さんを呼んで、地獄に連れて行ってもらえばいい。
だから、僕はお姉さんの手をすっと離した。
『ごめんなさい、ちょっと待ってて!』
そう言って、駆け足でまた工場の中に戻る。
お姉さんからの返事は、聞こえなかった。
+++
工場の中は、僕が思っていたよりも広かった。
光が見えた奥の方に行くと、作業場というよりも物置のような部屋がたくさんあった。ほとんどは鍵がかかっていたけれど、黄色いテープが張られたドアとかもあったから、きっと危険なものがしまってあるんだと思う。
恐る恐る暗い廊下を進んでいくと、1つだけ明かりのついている部屋を見つけた。誰かがいる気配もする。
……今さらだけど、すごく怖い。やっぱり悪魔のお姉さんと一緒に来るべきだったかな、と少しだけ後悔する。
けどその時、部屋の中から気の抜ける欠伸が聞こえた。男の人っぽい声で、すごく眠そうだ。
――しめた、と僕は思った。きっと泥棒は、疲れてへとへとになっているんだ。もし泥棒がこれから寝ちゃったなら、僕だけでもやっつけられるんじゃないかな…?
僕は音を立てないように気を付けて、そーっと部屋に入り込んだ。
中には、とっても大きな机とたくさんの椅子があった。学校でも、似てる部屋を見たことがある。きっとカイギシツというやつだ。机の上には、よくわからない機械がたくさん置かれている。
そして部屋の真ん中には…だらっと椅子に座っている、真っ白いコート?みたいな服を着た、白い髪のお兄さんが1人。
うとうととした眠そうな目で、手に持った小さな四角い機械みたいなものを眺めている。ずいぶんのんびりした泥棒だな。でも、とても悪いことをする人には見えないけれど…
するとその時、お兄さんが突然パッと顔を上げた。当然ばっちり目が合ってしまって、僕は「ヤバい!」と思って逃げ出そうとしたのだけど…
なんとそれよりも先に、お兄さんが大きな声で「うわあ!」と叫んで、椅子から転げ落ちた。
「は?何、誰、なんなの!?もうびっくりしたぁ…え、子ども来る予定なんてあったっけ?ちょっと急に驚かすのやめてよ本当死ぬかと思った…」
胸に手を当ててゼエゼエと息をしながら、お兄さんが立ち上がる。よほどびっくりさせてしまったらしい。僕もそんなお兄さんに驚いてしまって、逃げるのを忘れてしまった。
「ご、ごめんなさい…」
「もう、せめてノックしてから入ってきてよね。1個しかない心臓が止まっちゃうところだったじゃんもう…。で、君はだーれ?どこの子?」
「えっと、お父さんがここの工場やってて…」
「あー、所有者さんの子?じゃあ見学か。どう、何か楽しいものあった?」
なんだか会話がかみ合っていない気もするけど、お兄さんは勝手に何かに納得したらしい。とりあえずお兄さんの話に乗っかっておこうと、僕は頷いた。
「まあ、いろいろ…それよりお兄さんは、ここで何してるの?」
「俺?俺は見ての通り、1人寂しく待機中だよー。なんか機材の調子が良くないとかでさ。準備が整うまでやれることないし、残念なことに手伝えることもないし」
「キザイ…?準備…?お兄さんは、一体何する人なの?」
「え、この格好みてわからない?」
するとお兄さんはわざとらしく驚いた顔をして、着ている服を見せるように大げさに両手を広げた。
…頭から足の先まで真っ白だなと思った。服の形も、すごく長いコートみたいで不思議だけど、何かの制服なのかな。バッテンみたいな模様がついてる。でも、よくわからないや。
僕が首をかしげると、お兄さんは少しショックを受けたような顔をした。
「えぇ…どう見ても天使でしょ!白くてかっこよくて強そうじゃない?」
「て、天使?お兄さん天使だったの…?でも、ふわふわの羽も金色の輪っかもついてないよ?」
「そーゆーのはさ、使わないときはしまってるんだよ。君だって、1日中ハンカチ手に持ってないだろ。使うときはポケットから出すし、使わないときにはしまっておく。それとおんなじ」
「えええ…そうなんだ……」
なんか、思っていた天使のイメージと違う。けどそれを言うと、お兄さんがなんか拗ねそうな気がしたからやめておいた。
すると天使のお兄さんが手に持っている機械から、“ピロン”と変な音がした。
「ちょっと待ってて」と、真面目な顔になったお兄さんが機械をじっと見ながら何かをし始める。そして、残念そうにため息をついた。
「あー、なんか今日はもう無理っぽい。ごめんね、せっかく来てくれたのに楽しいところ見れなそうだわ」
「んーっと、別に大丈夫だよ。でも、お兄さん本当は何するはずだったの?」
「何ってそりゃあ、悪魔との対決だよ~」
「え……ええええええええ!?」
た、対決?まさかこのお兄さん、悪魔のお姉さんをやっつけるつもりだったのか。危なかった…悪魔だけど優しいお姉さんを連れてこなくてよかった。
「え、なにそんなに驚くこと?」と、僕の叫び声にお兄さんがちょっと引いている。けれど僕はここで、またとんでもないことに気づいてしまった。
天使のお兄さんの顔は、悪魔のお姉さんの顔にすごく似ていたのだ。
「急に固まっちゃってどうしたの?俺なんか変なこと言った…?」
「だ、だってその、お姉さん悪い悪魔じゃなかったし。それにお兄さん、お姉さんとすごく似てるよ!?」
「あれ、もうどっかで会ってたの?まあ俺たちは双子だからね、似てるよねえ」
「ふたご!?天使と悪魔なのに?」
「ま、そういうこともあるよね」
「そうなの?で、でもなんで対決しなきゃいけないの」
「それはね…まだ詳しいことは言えないんだよ。でもま、そういう
天使のお兄さんは意味ありげな顔で、うんうんと頷いている。もしや、さっき言っていた“キザイ”とやらでお姉さんをやっつけるつもりだったのだろうか。きっとそうに違いない。悪魔のお姉さんより、こっちの天使のお兄さんの方がよほど悪魔に見える。
「天使のお兄さんは…お姉さんのこと、悪魔だから嫌いなの?」
なんだか悲しくなって、僕はそう呟いた。
するとお兄さんは少し目を見開いて、優しく首を振った。
「困ったなあ、本当はあんまり話しちゃいけないんだけど……別に、俺があいつのことを嫌いとか、そういうわけじゃないんだよ」
「じゃあなんで」
「いろいろな世界を作る人たちがいてね。今回は、たまたまそうなっただけ」
そしてお兄さんは、口元に人差し指を当てていたずらっぽく笑った。
「でも、それはお友達とかには内緒にしてよ?まだその時じゃないからさ」
「…その時って?」
「それはね…なーいしょ!」
お兄さんは笑いながらそういうと、右手をそっと僕に差し出した。
「じゃ、今日はもう俺たちもできることなさそうだし、君も帰ろっか。親御さんはどこにいるの?」
「えっと…実は僕1人で来てて……」
「嘘でしょ?こんなところまで!?」
「ごめんなさい…」
「いや…俺じゃなくて、帰ったらお父さんお母さんにちゃんと謝ろうな。きっと心配してるから」
「わかった…」
「…よし、偉い。そしたら良い子な君は、特別に俺が家まで連れていってあげるよ。なんなら、一緒に怒られてあげよう」
そういうと、お兄さんは僕の頭をわしゃわしゃと撫でた。お兄さんが触れた部分が、じんわりと温かい。
そして再び差し出された手を、僕はさっと握った。
お兄さんと手をつないで、一緒に部屋を出る。
「じゃ、帰るかー。ちなみに家ってどこら辺?あ、でも先にみんなに伝えておかないとな…」
するとお兄さんは「先にあっち寄っていい?」と、さらに建物の奥の方を指さした。
不思議なことに、お兄さんが指さした先はすごく明るかった。明るすぎて、光しか見えないくらいに。あの光はどこにつながってるんだろう。わかんないや。でも、全然怖くない。
僕はこくりと頷いた。
「ねえお兄さん。あっちには何があるの?」
「んーとね、俺の仲間がたくさんいるの。ちょっと見た目怖そうなおじさんもいるけど、みんな優しいから大丈夫だよ」
「…そっか」
お兄さんと一緒に、僕は光に向かって進んでいく。体がぽかぽかと温かくなる。
『ありがとね。天使のお兄さん』
光の中で、僕はお兄さんに呼びかけた。寂しい気持ちはもうない。きっと今日から、ぐっすり眠れる気がする。
けれどお兄さんには、もう僕の声は聞こえていないみたいで。僕にはそれが、ちょっぴり残念だった。
+++
「あれー?おかしいなぁ。さっきまで一緒だったのに」
廃工場の駐車場。天使の衣装を着た
「どうしたの。探し物?」
ふと、後ろから声を掛けられる。振り返ると、悪魔に扮した双子の片割れ…
「んー、男の子。家まで送るよって言ったのに、急にどっか行っちゃって」
「7,8歳くらいの小さい子?私も探してた」
「まじか。あー、そしたらとりあえず監督に伝えるか。ここの工場持ってる家の子だって言ってたし、親に連絡してもらおう」
「そうだね。もう夜も深いし…私たちも引き上げなきゃいけないし」
蘭が残念そうに息を漏らした。本当は明け方までここでドラマの撮影が行われる予定だったのだが、撮影機材の急な不具合で、日を改めることになったのだ。
それにしても…カメラや音響の機材が全部まともに動かなくなるなんて、一体どういうことなのかと思う。
2人は同時に肩をすくめて、撮影スタッフたちが集まっているトラックに向かった。
埃っぽく少し不気味だった廃工場の中とは違い、外は複数のライトの光で満たされている。人が集まっているというだけで、なんだか安心してしまう。
「ああ、2人ともごめんねえ。せっかく中で待機してもらってたのに…」
トラックの前に着くと、錬と蘭に監督が自前のふさふさな髭を触りながら、申し訳なさそうな顔でそう言った。
錬が笑って答える。
「いや、機材が動かないんじゃ仕方ないですよ。むしろ皆さんの方がおつかれさまです。こんなことってあるんですね」
「ほんとだよ。いや、壊れてるわけじゃないと思うんだけどね…そう信じたいよ」
肩を落とす監督。すかさず、蘭が口を開いた。
「あの、それより男の子見ませんでした?7,8歳くらいの小さい子」
「何それ。そんな子見てないよ」
「そうですか…。ここの廃工場を管理してるお家の子みたいなんですけど、親に内緒で来ちゃったみたいで。帰ろうって話して途中まで一緒だったのに、はぐれちゃったんです」
「俺も蘭も、探したんだけど全然見当たらなくて…。でももう俺たちも引き上げなきゃいけないんですよね。だから申し訳ないんですけど、ちょっと親御さんに連絡してもらえません?」
錬もそう付け足す。
すると監督は眉間に皺を寄せた。怒っているというより…何やら戸惑っているようだ。
「ちょっと待ってよ…この工場、30年前に廃業になってからずっと持ち主なんていないよ」
「でも、あの子確かに『お父さんの工場』って言ってましたよ」
「私も聞いた。それに、眠れないからずっとこの辺りを歩いてたって」
蘭がそう言うと、監督はさらに青い顔をして首を振った。
「それこそありえないよ…。だってここから麓の村まで、大人の足でも歩いて1時間以上かかるんだよ。子どもがふらっと歩いて来れるわけないじゃないか。昔は工場を経営していた一家が近くに住んでたみたいだけど…そっちもとっくに廃墟になってるし」
「え……じゃあ」
錬と蘭は顔を見合わせた。
『あの子は、いったい誰?』
「あー!監督、機材復活しましたー!」
沈黙していた3人のところに、撮影スタッフが嬉しそうに駆け寄ってきた。
夜の工場にて。 続 @Tsuduki-S
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