第28話 ジャーナリストX(中編)

この番組は、春桜学園校長公認、小頼商会の提供でお送りします。


桃馬「……はっ?」


3‥‥2‥‥1‥‥。


ジャーナリストX……平和な交流の果てへ……


映果「さぁさぁ、始まりましたジャーナリストX、平和な交流の果てへ、中編か後編か分かりませんが、取り敢えずスタートです。実況は前編に続きまして、私し亀田映果と少々口うるさいツッコミ役の佐渡桃馬さんとお送りします。」


桃馬「うん、既にどこからツッコめば良いのか分からないですね。取り敢えずうちの校長先生は何してるんでしょうか?」



映果「さて、前編のあらすじですが……。」


桃馬「映果先生、あらすじはテープの尺的に危ういと思いますので、このまま本編を進めた方が良いと思いまーす。」


映果「ふむ、それもそうですね。気になる方は前編を巻き戻してください。」


桃馬「今時巻き戻しって、古くないですか??」


映果「っ、な、なら、戻し!」


桃馬「"巻き"を取っただけですね。」


映果「早戻し!」


桃馬「いつまで張り合って言い直してるんだよ。それより、ボケを繋げてる暇があるなら続きを始めてください。」


映果「っ、わ、分かってるわよ。そ、それではVTRスタートです。」



プチュン……。



ここは駆け出し冒険者の街、"ルクステリア"の近くにある草原地帯。


日は既に傾き始め、青々とした空が徐々にオレンジ色へと染まる中、異種交流会の一行は、一部を除いて狩猟クエストに励んでいた。



そう一部を除いて……。



桃馬「ぎゃぁぁ〜っ!!ペペドロスだぁぁぁ!!」


憲明「ひぃぃ〜っ、やばいやばい〜!こらリフィル〜!話が違うじゃないかぁ〜っ!!」


今回の狩猟クエストに関して、全く乗り気では無かった二人は、あろう事かぺぺの最終形態にして、ぺぺペンポの上位個体のぺぺドロスに追いかけられていた。


事の発端は、弓を得意とするリフィルから「密林の中に駆けて行ったぺぺを見たから、おびき出してほしい。」と、頼まれた所から始まった。


対して二人は、「ぺぺくらいなら、まあいいか。」と、リフィルの頼みを引き受けてしまった。


リフィルの情報なので、若干ぺぺペンポの可能性を疑った二人であったが、いざ現場に着いて見ると、そこには確かにぺぺが草を食べていた。


これに憲明が、餌である少し固めの固形飼料を投げるのだが、ストレッチをしないまま投げたため、肩の筋が伸び、固形飼料はあらぬ方向へ飛んで行ってしまった。


そして固形飼料が飛んで行った先には、不運にも茂みの中で寝ていたぺぺドロスのひたいに命中してしまい怒らせてしまった訳である。



桃馬「の、憲明〜!ふ、不可抗力って事は分かるけど、こ、これはお前が招いた事だろ!?責任もってぺぺドロスを倒せよ!」


憲明「う、うっせぇ!怒ったぺぺドロスを一人で倒せるわけないだろ!?」


ペペドロス「ぺぺぺぺ!!」


眠りを妨げられ怒り心頭なぺぺぺドロスは、ねばっこい唾を垂らしながら鋭利な角を桃馬たちに向けて追いかけて来る。



ちなみにぺぺドロスの姿を例えるなら、マンモスと闘牛にサイを加えて、足して二で割った様な生き物である。



桃馬「そもそも、ペペって言ったリフィルはどこ行った!?」


憲明「し、知るかよ!?もしかしたら俺たち、リフィルの射程範囲位置から離れてるかもな!」


桃馬「さ、最悪だぁぁ!」


二人とぺぺドロスの距離は、わずか二十メートル。


あの鋭利な角が、二人のケツ穴にねじ込まれるのも時間の問題であった。


桃馬(このまま逃げ続けても、どうせ追いつかれてしまう。いっその事、覚悟を決めて戦うか……。)


憲明(くっ、もはやここまでか。このまま無駄に逃げるよりも戦った方が良いかもな。)


逃げる事に何の意味も無いと悟った二人は、思い切って応戦しようと刀に手を置いた時、逃げてる進行方向上に立ちはだかるギールの姿を目撃する。


ギール「リフィル今だ!」


リフィル「了解!」


ギールの合図にリフィルが飛び出すと、すぐに三本の矢をペペドロスの脳天に向けて放った。


放たれた三本の矢は、見事ぺぺドロスの脳天を射抜くも、ぺぺはその場にすぐ倒れる事なく、ふらつきながら猛進を続けていた。


ギール「二人ともそのまま走れ!」


桃馬「わ、わかった!」


憲明「ひぃ〜!?ぺぺドロスの下敷きになっちまう〜!?」



ギールの指示に従い、桃馬と憲明が全力疾走する中、ギールは鞘から刀を抜き、ペペドロスに向けて黒い閃光が走った。


桃馬と憲明とすれ違ったギールは、今にも倒れそうなぺぺドロスを正面から一刀両断にした。


ギール「ふぅ、危機一髪だな。」


リフィル「やったねギール♪」


ギール「おうよ。」


思わぬ所でぺぺドロスを狩猟できた事に喜んでいる二人は、呑気にハイタッチを交わした。


一方、ぺぺドロスに追いかけられ、全力疾走をしていた桃馬と憲明は、地面に両手両膝をつけながら苦しんでいた。


桃馬「はぁはぁ……、な、何が……やったね……だ…。はぁはぁ…。」


憲明「……ぜぇぜぇ、ぺっ、口の中が血の味がする……。」


桃馬「全く…だ……。はぁはぁ、おい、リフィル…、はぁはぁ。」



リフィルに対して、一言くらい文句を言ってやりたいと思っていた桃馬であったが、呼吸困難に近い程の息苦しさのせいで、文句の一言も言えなかった。


するとそこへ、ぺぺドロスをおびき出したねぎらいだろうか。


苦しがっている二人の元に、リフィルが声を掛けて来た。


リフィル「二人とも大丈夫?」


憲明「だ、だれのへぇ…ゴホッゴホッ!…せいらと……おもっ…ごほごほ!」


桃馬「……はぁはぁ、ぺっ、ペペじゃ…、はぁはぁ、……なかったのかよ。」


リフィル「ご、ごめんね。わ、私は、普通にぺぺをおびき出して来るのかと思って待ってたんだけど〜、まさか二人が、もっと大物のペペドロスを誘き出して来るもんだから驚いたよ。」


桃馬「はぁはぁ……、じゃあ、これは……。事故って事が。」


憲明「つ、ツイてねぇ〜。」


リフィル「ふ、二人とも本当にごめんね。」


自分の誘導で二人を危険に晒してしまったリフィルは、珍しく反省した様な暗い表情をしていた。


憲明「そ、そんな顔をするなよリフィル?こ、今回はその……、事故みたいなもんだし、リフィルが気を病む事は無いよ。」


リフィル「で、でも……。」


憲明「ここにリフィルがいなかったら…、今頃俺と桃馬のけつ……、処男しょだんは、終わっていたよ。」


リフィル「うぅ〜、そんな慰められ方は嫌だよ~。」


憲明「っ、ご、ごめん、喜ぶかと思ったけど、そ、そう言う空気じゃなかったな。よしよーし。」


珍しく下ネタが通じないリフィルに、憲明は慌てて頭を撫で始めた。


桃馬「はぁ、ありがとうギール。お陰で助かったよ。」


ギール「良いって事よ〜♪それより桃馬が無事でよかったよ〜♪クゥーン♪」


自称忠犬であるギールは、桃馬の容態を心配しながら擦り寄って来た。


桃馬「んんっ、ま、まあ、お陰で何ともないよ……。ありがとう。(うぅ、凄く近い……、でも、変な所を触って来たら直ぐにはっ倒してやる。)」


嫌な予感を感じる桃馬であるが、ギールに助けられた以上、無下に拒む事が出来なかった。


そのため桃馬は照れ臭そうにしながらも、一切ギールと視線を合わせ様とせず、ギールの頬擦りに付き合っていた。


この時ギールが、上機嫌に尻尾をブンブン振っていたと言う事は言うまでもない。


ギール「そ、そうか〜♪喜んでくれて嬉しいぞ〜♪ぺろっ。」


桃馬「ひっ!?っ、くっ。」


とうとう首筋を舐め始めたギールに、直ぐに桃馬は制裁を発動しようとするが、直ぐに思い留まった。


すると桃馬は、ギールに首筋を舐められた際に作った拳を開くと、そのままギールの頭を撫で始めた。


桃馬「……ほ、ほら、お礼だ……。」


ギール「っ、と、とと、桃馬!?や、やめ……、お、俺には撫でられる権利が。」


桃馬「ばか、お礼だって言っているだろ……。あの如何わしい権利とは別だよ。」


ギール「っ!桃馬〜♪」


桃馬「っ、こ、こら!抱きつくな!?」


やはり桃馬に優しくされると、直ぐに理性のかせが外れて暴走してしまうギールであった。


何だかんだで、今日も仲の良い駄犬と主人であった。


ピッ!


映果「いやはや、素晴らしい絆ですね〜♪思わず涙腺を刺激されて涙が出てしまいましたよ〜。」


桃馬「改めて見ると、非常に恥ずかしい事をしてますね……。出来る事なら、過去の自分を殴り倒したいです。」


映果「いやいや、これが絵になるんですよね〜♪」


桃馬「……ちなみに、この映像はどうやって撮ってたのですか?」


映果「それは企業秘密って事で、ご了承下さい。」


桃馬「犯罪臭がするので、是非とも教えてもらいたいですが?」


映果「こほん、それより桃馬さん?この映像、今止めてますが、この辺りで気になる点はないですか?」


桃馬「ん、気になる点ですか?そうですね、心当たりがあるので黙ってましたけど、この茂みに隠れてる白い毛玉はなんでしょうか?」


映果「何でしょうね?もしかしたら、映ってはいけない心霊映像かもしれないですね。」


桃馬「それは非常に怖いですね。これは専門家にでも見せた方が言いかもしれないですね。と言う事で、本日のジャーナリストXはここまで…。」


映果「まだ終わりませんよ〜?そうやって直ぐに解放されたいからと言って、強制的に番組を終わらせようとするのは困るな〜。」


桃馬「では、この白い毛玉は何でしょうか?」


映果「これは間違いなく、ジェラシーモードのジェルドですね。」


桃馬「や、やっぱり……、(ジェルドの奴、この時点で付け回していたのか。)」


映果「桃馬くん?これ以上の詮索は、この先のネタバレになるので、その変にしておきましょう。」


桃馬「バラして終わらせても良いと思うけどな。」


映果「それでは企画倒れになるからダメですよ!」


桃馬「はぁ、なら早く帰りたいのでVTRお願いします。」


映果「し、仕方ありませんね。で、では続きをどうぞ。」


ピッ!


ギール「クゥーン♪」


桃馬「……うぅ、くっ。ごくり、な、なぁ、ギール?このままショタになれよ。」


ギール「っ、あぁ♪いいぜ〜♪」


ギールは桃馬の命令に喜んで答えた。


ギールの体が見る見る内小さくなると、普通の男子でも微笑んでしまう様な、可愛いけも耳少年になった。


※ギールが着ていた服に関しては、体の変化に合わせて小さくなっていた。そもそも狼族がショタ化するには、多少の魔力を持っていないと姿を変えられる事ができない。それは、狼の姿になる時も同様である。



桃馬「よーしよし、ギール♪」


リフィル「あっ!桃馬ばっかりずるい!私も触る~♪」


憲明「っ、じゃあ、俺も触らせろ!?」


ギール「わふぅ~♪」


ショタ化したギールは、三人にもふられながら、幸せそうにしていた。



一方、その様子を茂みから見ていた一匹の駄犬が、負のオーラを漂わせながら見ていた。


ジェルド「あのクソ腹黒駄犬がぁ……。そこは俺のポジションだぞ……。グルル。」


桃馬たちにモフられている光景を目にしたジェルドは、羨ましい思いを嫉妬に変えて、現状宿敵であるギールを睨んでいた。


そのため皮肉ではあるが、潔白な真っ白い毛並みとは裏腹に、ジェルドの心は真っ黒に染まっていた。


ジェルド(くっ、何だよ。ギールばっかり甘やかしやがって……、お、俺だってショタの姿になれば可愛いはずなんだ!よ、よーし、俺もショタになって再びアタックだ!)


抜け駆けをするギールに負けじと、ジェルドもまたショタの姿になると、そのまま茂みから飛び出して桃馬に抱きついた。


桃馬「うわっ!?な、なんだ!?」


ジェルド「桃馬〜!ギールばっかり構ってずるいよ〜!俺にもギール見たいに撫でてくれよ〜!」


桃馬「じぇ、ジェルド!?な、何でお前がここに居るんだ!?桜華たちと一緒じゃないか!?」


ジェルド「……っ、むぅ〜。」


嫉妬による欲求不満のせいだろうか。ジェルドの真っ白な毛並みが、普段よりモコモコと逆立てていた。


リフィル「きゃ~♪ジェルド~♪凄いモコモコ~♪嫉妬バージョンだね♪」


憲明「たぶん、寂しくなって抜け出して来たな?」


ジェルド「う、うん……。」


桃馬「うんって、小頼と桜華たちはどうしたんだよ?」


ジェルド「ふ、二人の事なら、吉田先生の班に預けてから来たから大丈夫だよ。」


桃馬「……はぁ、やっぱり、今のジェルドには、エルゼちゃんを付けるべきだったな。こんなに"もこもこ"にさせやがって、そんなにジェラってたのか?」


ジェルド「……うん、気になって様子を見に来たら、ギールに先を越されるし、挽回する機会も失うし……、俺だって、桃馬に見直して欲しかったんだよ。」


ギール「……ジェルド。」


ギールに続いて、今度はジェルドまで泣きそうになっている。


ショタの姿でその悲しい表情になるのは反則だ……。


桃馬「全く、ギールもジェルドも……。少しくらいは、節度を持った要求をしてくれれば、俺だって構ってやるってのによ。」


ギール「うぅ〜。」


ジェルド「んんっ〜」


桃馬は二人への不満を言いつつも、もふもふとした二人の頭を撫でた。


桃馬「ほんと二人は、俺の自慢の駄犬だよ。」


桃馬の言葉に感動したギールとジェルドは、満面な笑みを浮かべながら抱きついた。


小さい尻尾をブンブンと左右に振り回して、非常に嬉しそうであった。


小さいからこそ許される光景だが、これが普段のイケメンの姿なら、それはそれで、ある意味友情として丸く収まるだろう。


桃馬「ほら、サービスタイムはここまで、早いところこいつを運んでみんなと合流するぞ。」


ギール&ジェルド「わふぅん♪」


こうして桃馬たちは、一刀両断されたぺぺドロスを荷車に乗せて、吉田先生と時奈先輩の班と合流した。


狩猟結果。

ぺぺドロス 一頭

ぺぺペンポ 三頭

ぺぺ 六頭


今回も依頼された数より多い結果となった。


そのため一度には運びきれない事から、吉田先生はやむおえず、一度"カオス"ギルドへ直行し、ギルド全体に運搬の助力を要請した。


その後、カオスギルドの半数近い人々が草原に駆けつけ、狩猟したぺぺたちをあっという間にギルドへ運搬した。



今回、ぺぺドロスを狩猟した事もあり、依頼主は腰を抜かしては大喜びであった。そのため、狩猟クエストの報酬は依頼金の五倍近く支払われた。


こうして異種交流会は、たった一日で小金持ちになると、今回の運搬で助力してくれた"カオス"ギルドの人たちに、感謝を込めてペペ料理が振る舞われるのであった。


ピッ!


映果「いや~♪助けてくれた人に対してしっかり感謝をする。素晴らしい思いやり精神を見せてもらいました。」


桃馬「ま、まあ、大掛かりな作業でしたからね。あのまま異種交流会だけで運んでいたら、少なくても五回は往復していたでしょうね。そう考えると、振る舞うのは当たり前かと思います。」


映果「うんうん。これぞ和合わごうが深まるってやつですね。ですが〜、私としては、ギールとジェルドによる、ダブルショタブッキングからの"もふり"タイムの方が眼福でしたね。いや〜、ごちそうさまでした。」


桃馬「っ、~~っ////」


思い出したくもない、見られたくもない瞬間に触れられた桃馬は、恥ずかしさのあまりかさず顔を隠した。


映果「おや?おやおや〜?急に顔を隠してどうしましたか〜?ふふっ、"俺の自慢の駄犬だよ"。」


桃馬「や、やめろぉぉ~!?恥ずかしくて死にそうだ〜!」


追い打ちをかける様に、恥ずかしいセリフを映果に真似された桃馬は、うずくまりながら悲観した。


映果「いやいや、そう暗くならないでくださいよ〜♪とてもほのぼのしい光景ではないですか〜♪それにこの映像を境に、周囲の印象が大きく変わると思いますよ?」


桃馬「うぅ、見世物にされたくないよ……。」


映果「まあまあ、それは生放送なので諦めてください。それより、この放送後にも、獣人族の皆さんに"もみくちゃ"にされるかもしれませんよ?」


桃馬「っ、な、何だと!?」


映果「いや〜、本当に桃馬は、商売に貢献してくれますね〜♪ちなみに、ショタ化したギールとジェルドの絡みのネタは、責任を持って何かしらの商品制作材料として使わせて頂きますのでご安心を〜♪」


桃馬「俺を商売道具にしておいて、安心のへったくれもないだろ!?てか、薄々感じていたけど、この件に小頼も関わってないよな?」


映果「う〜ん、ちょっと言ってる意味が分からないですね?でも、心当たりはあるようでないような〜?」


桃馬「そんな意味の分からないボケをしてる時点でバレてるんだよ。ちくしょう、小頼やろう〜、後で覚えていろよ。」


映果「さて、ゲストの妄想はさておき……。」


桃馬「おいこら!?強制的に話を終わらせるな!?」


映果「どうやって、この映像を撮っていたのか。皆さん気になりますよね?」


桃馬「っ、ま、まあ確かに気になるけど……。」


映果「えー、皆さんもお気づきかもしれませんが、実はこの映像、私一人で撮った物ではありません。」


桃馬「まあ、そうだろうな。」


桃馬でも分かりきったネタばらしに桃馬は、しおらしくツッコンだ。実際桃馬が知りたいのは、この映像を誰が撮ったかであった。


映果「実は、この映像を撮っていたのは、私が手塩にかけて育てて来た優秀な助手たちなのです!」


桃馬「っ、じょ、助手たちだと?そんなの草原では見なかったが……。」


映果「普通に見ては分からないでしょうね。」


桃馬「何か小さい生き物とかか?」


映果「おぉ〜、さすがは桃馬ですね〜。点数を与えるなら三十点です。」


桃馬「ほぼ間違えてるじゃねぇか!何だよ三十点って?おまけの正解か?」


映果「減点ポイントは、種類を言い当てなかったからですよ〜。」


桃馬「かなり細か過ぎませんかね?」


映果「まあまあ、私の助手の正体はさておき、他にも映像を沢山撮って来て頂いたのでお見せしようかと思いますが、今度はカメラのバッテリーがなくなりそうなので、続きは後編でお会いしましょう。」


桃馬「もう、正体明かして終わらせて欲しいな。」


この番組は、小頼商会の提供でお送りしました。




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