イシュ

@subashiri

プロット

タイトル:①イシュー


参考文献

奈須きのこ著 「Fate/stay night」「空の境界」

石田スイ著  「トーキョーグール」

       

「ペルソナ4」「ペルソナ5」


世界観

 何も変哲のない町「羽間菜市」(はまなし)ここに住む高校2年生

黒川帥(くろかわすい)はおかしな噂を耳にする。

「夜、悪魔と出会うと怪物になる。そして、天使に成敗される」

質の悪い怪談だと思っていたが、その夜、陰のない怪物に襲われる。背中から2本の腕を生やし、並外れた腕力で捕縛された帥。その時、一振りの刃が怪物を追い払う。

窮地を救ったのは氷の刃を持ち、仮面をつけた鎧武者。

それも陰のない怪物だった。


舞台は現代日本の地方都市

主人公、黒川帥とヒロイン法月玲(のりづきれい)の出会いから始まる

現代青春ファンタジー

また、怪物のカゲは[陰]と表記。理由は陰口、陰鬱など

人に知られたくないもの。内にこもって目につかないことを意味する陰を使います。

一言で言えば人の感情と強く結びついたものです。


主要キャラクター

黒川 帥(くろかわ すい)

本作主人公。羽間菜市の媛州(えんしゅう)高校に通う高校2年生。

幼いときに両親と妹を亡くし、祖母の黒川ハツと暮らしていたが1年前に他界。

ハツが大家をしていたアパートで現在ひとり暮らし。

 「弱い人、泣いている人の味方になりなさい」というハツの言いつけを守り誠実で正義感の強い性格。

 反面、融通が効かず他人に頼ることができないところがあり、表面上の人間関係しかできず、友人は少ない。

 家族を失った理由は強盗殺人、その時自分か妹どちらか選べ、片方を生かす。

と殺人犯に迫られ、結果帥が生き残った。

 生きている以上、大手を振って家族に会えるよう生を全うしなさいとハツに言われ、現在前向きに生きているが同時に幸福なことに対して後ろ向きな気持ちにもなる。

 与えることを苦も無くやり、貰うことに後ろめたさを感じる。欲がないのではなく自己肯定感の低さ生き残った後悔が享受すべてを否定する。

 困っている人がいたら助け、危険な目にあっている人がいたら手を差し伸べる。

何も求めず、貰わず善行をする。

表面上は間違いなくヒーロー。しかし、行動原理は贖罪。原動力は後悔。

ヒロイン玲を助けたのも困っていたから、誰かのために命を使い果たしたいという懺悔であり自殺願望。


 家事全般をこなせる 得意料理は煮物。ハツ直伝。

自殺願望がありながら健康志向、考えるより行動、トラウマがフラッシュバックする前に行動。

「へたりまいたりしてないでさっさとうごく」

せっかちなハツがよく口にしていた言葉で迷ったり悩んだりするときは自分に言い聞かせるように口にする。

「大丈夫、いらないよ」

「天国にいる家族に顔向けできないようなことはしない」

「草葉の陰で泣かれてもこれだけは譲れない」


ビジュアル

肉体

身長170cm 体重55kgの痩せ型

髪は黒色でボサボサ。

私服は値下げしたものを組み合わせているからシャツにジーパンなどのシンプルなもの。



法月 玲(のりづき れい)

ヒロイン。帥と同じ媛州高校に通う2年生。深窓の令嬢で口数は少ない。剣道部のエース。清廉潔白、品行方正、無口でなおかつ鋭い眼光のせいで注目されるが男子の人気は今ひとつ。

 強くあれと父に躾られ、小学生のときから剣道をしている。綺麗な動作、立ち振る舞いから、近寄りにくい、隙がない。同級生にも敬語を使われることがある。

年上扱いされるのを嫌っているが相手の印象をより悪くしたくないから黙認している。その理由は、少しの苛立ち、怒りをもらすと周りの人は想像以上に驚いたり、気を遣ったりするので無口、無表情を心がけている。

強いあり方に父は喜んでいることに少し複雑な感情をもつ。

母は幼いときに病気で亡くしており、心身ともに強くいてほしくて剣道を教えた。

喪失感からくる期待は彼女を鋭くもろくした。細く鋭利な氷柱のように、芯の強さと繊細さを併せ持つ。


理想の女性像は母であり、父との方針と齟齬がある。

身近な人間に迷惑がかかるのを嫌う。

関係が薄い相手には辛辣。


子供には同じ目線になって満面の笑みを見せる

笑顔を見たくておんぶされてる赤ちゃんに変顔するなど、子供のあやし方は知らないけど笑顔を見たくてなれないことをするお茶目な面がある。


「怪物と指さす人たちの方が怖い。向けられた指先は悪魔の指だった」

「運が悪かったで割り切ってよ、どうせ明日には笑い話になるんでしょ、

私はずーと陰の中、一晩だけであった怪物なんて奇妙な出来事として終わりにしてよ」

「心を鬼にしなければ、私自身が鬼になる」

「命はいらない、悲鳴を聞かせて」


ビジュアル

身長170cm

セミロングの黒髪。

切れ長の目、細く整った眉、端正な顔立ちをしたクールビューティ。

私服は落ち着いた色を好む。

世間を騒がす鎧武者の正体。

ある日突然、自分のかげに怪物が憑依し、水を凍らせる異能を手に入れた。

異能を使うときは陰が体に纏わり付いて鎧となる。手にしたペットボトルを振り払い氷の刃に豹変させる。鎧に変わるとき陰の色は紺色となる。

 夜な夜な人を襲うのは怪物を落ち着かせるため。

寝ているとき陰に飲み込まれ、体のコントロールを失う夢をみた。

虐殺の嵐となる自分がいた。

 根拠はなく、誰かの説明を受けた訳ではない。事実として人を襲った後しばらく悪夢をみないことから、人の悲鳴が怪物の鎮静剤になっていることを知る。

これが人を無差別に襲い命を取らずに消える鎧武者の怪談の真実。 

帥と出会い正体がばれ同じ陰の怪物、4本腕の暴漢魔を捕まえ、陰の怪物を除去する方法を探すのが第一話の本筋。


*以下は本文に記載を予定している玲の心情。


 怪物になった理由は心当たりがある 人との接し方。

他人に厳しくしすぎ、周りから意見されたけど、自分の経験則を信じた。

自分のような泣き虫が強くなれた実績がある

根は泣き虫で繊細、鎧と仮面は経験が編み出したもの

刀は涙の代わり、ホントは泣きたくてしかたない

水は凍るせき止めるために 流れをとめるため 

一人で泣くのがなにより辛い 私が一番弱いみたい情けない 

だから、鳴いて 泣いて 私以外に情けない人がいる それが心の安定罪 安定剤

鳴いて鳴いて水達よ 泣くわけにはいかないの 強くいなくちゃいけないの

命はいらない 本音をきかせて 命はいらない 悲鳴をきかせて

悲鳴を上げて凍てついて

刃を突き立てるとき、自分の立場が揺るぎないものになる

命を獲れるこの愉悦 儚い物が掌にある感覚 強者の証明 

他人の弱さをさらけ出し、自分の弱さを棚上げする ソレが私の強さの証明?


怖じ気づかない帥をみて 玲自身醜いとおもった

氷刃はとける 泣き崩れる 陰の色は黒になり、ただの少女がそこにいた。

帥との出会いが 言葉にできなかった 自分の影が 強者の証明にヒビがはいる

目の奥の痛みにともない 刃は肥大化する

信じた物が揺らぐ 怪物化と心は切り離して考えていた

強くもろい心にしなやかさを与える 帥と出会い



陰はその人の心と化学反応をおこす。心の根っこであり闇でもある。決して日に当たるところではない。しかし、その人を支える確かなもの 陰を切り取るとは廃人になると同義

または、一貫性をなくす 倒木し二度と立ち上がることはない


二人とも頼るのが下手、

帥も玲も肩の抜き方を知らない。

互いに疲弊を隠すから 第三者を間においてガス抜きをすれば最高の力になる

気を張り詰め合った仲、息は合うが長距離は走れない。


走る方向性は同じ、力の原動力が帥は過去(家族)玲は現代(身近な人)

罪の清算 罰を求め今を過ごす。

罪の疑問 罰も疑い今をやり過ごす。


 宇野大輔(うの だいすけ)

 帥の保護者でありアパートの大家であり帥の保護者。職業フリーライター。

戦場カメラマンの経験もあり戦場を経験し住むところに困っていたところ祖母黒川ハツが助ける。条件つきでアパートを譲る。もしものときは孫を頼むと約束をして

帥の保護者となる。

足を悪くして色んなところから仕事を貰って生計をたてている。

知り合いの刑事から情報収集の依頼を受けて、事件を調べたりする。


「傷ついた人間は2種類になる傷つける人と守る人大輔は間違いなく守る人だ」



 神野 文(かみのふみ)

 帥に恋心を抱く1年の後輩。日常のひとつ。失いたくないもの。

今をときめき、食らいつく女子高生。皆においてかれたくなくてSNSで常に情報収集。

努力家であるが成績は平均値を少し上回るくらいの点数。

得意はないけど不得意もない。

自己評価が低いから、人からの賞賛を素直に受け止める純粋さがある。

 世間ずれのない普通のひと 常識ある人間

両親健在 大望はなく 欲はない 現実を見据えて行動する

だから、一見無鉄砲にみえる帥に惹かれ同時に傷ついてほしくないと思っている

陰で支える縁の下の力持ち 

 ビジュアル

身長155cm

栗色の長髪

人なつっこい笑顔とくりっとした目が特徴

私服は明るい色を選ぶ。暗いのは嫌いだから春を連想させる色を選ぶ。

「黒川先輩、今日ももバイト?気をつけて夜は怪物がでるから」

「黒川先輩ってヒーローみたい」

「生きていく上で辛いことは少ないほうがいいに決まっている」


佐々木野々花

 地元の大学に通う女子大生。帥のバイト先を訪れ、たわいのない会話をした。

明るく話しかけてくれたが、目をそらしたり、言葉が詰まったりしてどこか不慣れな感じがする。

2話~3話でより深掘りする予定。


天使集団

 悪魔によって怪物にされた人たちを成敗する謎の団。

白のパーカーを深く被り、顔を判別できないように各個人マスクやお面をつける。

頂点にいるのは「神様」とよばれる存在。神様から怪物の弱点である聖水を貰い戦う。

聖水がかかった物は武器になるので石にかけて投擲したり、竹刀にかけてたたきつけるなどの端からみると原始的な戦い方となる。

 戦略は卑怯になる。

怪物どおしの潰し合いを待ち疲弊したところを数の力で叩く、漁夫の利の戦法。


構成メンバーは100人ほど、皆怪物に襲われたり、家族を傷つけられた過去を持つ。



物語構成

鎧武者の怪物にされた玲のために奔走し拒絶されても離れない帥。

怪物が起こす事件を捜査し、陰の怪物の真実、

そして、人を怪物へと変える悪魔の正体を探ることが本作の大筋。


 陰の怪物にされた人間は人を襲う新たな本能が生まれる。

求めるものは怪物によって様々、血、悲鳴、苦痛に歪んだ顔。

暴行事件、殺人事件としてニュースで取り上げられるが解決の目処はたっていない。

 基本の流れとして帥と玲が陰の怪物によって起こす事件を調査し、悪魔の手がかりを見つけていく。

また、天使と名乗る者たち、怪物を敵とする集団との対立も物語のポイント。


怪物も天使も普通の人だった。魔の悪いことに彼らの日常は歪んだ。

非力ながら己の正義を掲げ、怪物討伐、悪魔滅却を目指す天使集団。

怪物の本能、衝動に駆られながら孤立するも、生きることを諦めず、日常を取り戻そうとする怪物たち。


 わかり合えない対立構造の中、帥は玲の味方になる。

非力ながら数の多い天使、少数派で人を襲う怪物。

民主主義としても、善と悪の思想の上でも怪物は不利である。

世間では天使の支持が集まっても帥は玲のもとを離れない。

こうして帥は世間からみて悪の側につき、そして、怪物たちを統率するカリスマへとなし崩しになっていく。


一話5~6万字ほどの予定。

二話、三話も同じくらい。


第一話

陰のない怪物

[ 冒頭]  

謎の暴行魔と殺人未遂事件が羽真菜市を震撼させると同時におかしな噂が広がっていた。 

「夜、悪魔と出会うと怪物になる。そして、天使に成敗される」

質の悪い怪談だと思って聞き流していた黒川帥。だが、その夜陰のない怪物に襲われる。背中から2本の腕を生やし、並外れた腕力で捕縛された帥。その時、一振りの刃が怪物を追い払う。

窮地を救ったのは氷の刃を持ち、仮面をつけた鎧武者だったが、今度は鎧武者に襲われ刃を首筋に添えられる。視線がぶつかり帥は過去の経験から武者に殺意がないことを確信する。


第1節

 黒川帥は一人暮らしをしている高校二年生。家族は亡くなり、唯一の肉親だった祖母黒川ハツは去年他界した。住んでいるアパートはハツが大家をしていた物で現在は

保護者でもある宇野大輔が大家をしている。いつも通りお線香を仏壇に供え、朝食とコーヒーを煎れる。隣の部屋に住む大輔とテーブルを挟み朝食をとるのがいつもの日課である。

フリーライターでもある大輔は最近起きている暴行魔について話す。

夜はであるくな、バイトのシフトを減らせと忠告を受ける。

また、もう一つの事件『殺さない殺人鬼』を話そうとするが登校時間になったため話を切り上げ出発する。


第2節

 登校時後輩の神野文かみのふみと出会う。通り過ぎるパトカーをみて最近物騒ですねと言い

『殺さない殺人鬼』を話題にあげる。

 夜、人を襲い追い詰めて命乞いや悲鳴を聞いたら姿を消す鎧武者。

被害者達はアルコールを摂取している人もいたため、警察は本腰を入れて捜査していないことでほとんど噂が一人歩きしている状態のため、SNS上で他の異名がつけられていた。「トラウマ侍」「悪辣殺意武人」「氷鳴鬼」《ひめいおに》

過去の経験と少し重なり、話題を掘り下げるが噂以上のことは聞けなかった。

学校着くと法月玲とすれ違い、彼女の話題になる。

剣道部も主将を務める侍のような女性。彼女の第一印象を話す帥。

鋭い眼光が怖いというけど、強い人の目だと彼女を称える。

苦虫を噛んだような顔をして文は別の噂を話す。

「夜、悪魔と出会うと怪物になる。そして、天使に成敗される」



第3節

 夕方になりバイト先のレストランへ。

暴行魔の影響で外食する客は減り、店内は閑古鳥が鳴いていた。

そこに来店したのが女子大学生の佐々木野々花。

初来店の彼女は帥とたわいのない会話をする。

「ちょっと辛いことがあってね、落ち込んでいたの。だけど、気づいたのこれは神様からの試練じゃないかって、気は重かったけど今までの自分がやってないことをしようと思って、知らないお店、知らない人に声をかけたの」

俯きながら話す彼女を帥はじっと聞いた。

「ありがとう。私の挑戦に付き合ってくれて何をやるべきかみえてきたよ」

そう言って彼女は去って行った。


第4節

 物騒だからといわれ車で家まで送ってもらうことになる。

道中、法月玲を見かけ帰宅するがすぐに玲を探す。

そのとき悲鳴が響く、叫び声がいた場所へ向かうと男が馬乗りになって襲われてた。

何度も殴打する犯人は背中から2本の腕を生やし仮面をつけた怪物だった。

月に照らされる怪物、その足下にカゲはなかった。

石を投げ注意を誘う帥。「天使か」と謎の言葉を言い追いかける怪物。

人気のいない神社に追い詰められ捕まるが一本の刃が怪物の腕を刺す。

そこにいたのは鎧武者だった。

怪物と怪物の闘争が始まり、武者は背中の腕を両断し、暴行魔は逃げる。

お礼を言うつもりで近づくと武者は帥を蹴り飛ばし刃を突き立てる。


[冒頭とつながる]

第5節

振り下ろされる刃。しかし、寸前のところで刃は止まっていた。武者は問う。

「なぜ、悲鳴どころか命乞いすらしない?」

「過去の経験から確信した。貴方の目は狂気に気配が全くないきれいな色をしている」

それを聞き武者は姿をけした。去り際に切れた組紐を落として。


第6節

 一晩で世間を騒がす怪物たちに襲撃され、警察から事情聴取を受けるが、話したのは暴行魔の件のみ、なぜなら、鎧武者に心当たりがあったからだ。

同じ高校に通う同級生、法月玲。視線がぶつかったとき目の印象がそっくりだったこと、落とした組紐が彼女が身につけていた物に似ていたから。

 翌日、組紐をみせて問い詰める。彼女は持っていたペットボトルの水を凍らせ刃を作り先日のように突き立てる。動じない帥に戸惑う玲、視線を落とすと彼女の陰は紺色に変色し体を包もうとした。玲の目の色が変わり叫びながら押し倒す形になった。

陰は元の黒色に戻り、刃は水となった。

倒した玲の顔を見ると泣きながら「助けて」と求められた。


 玲は陰の中の怪物について語る。黒いフードの人に何か黒い物を影の中に投げ込まれた。その後、陰は紺色になり鎧となり、水を刃へ変える異能に目覚める。

夢の中で夜な夜な人を襲う夢を見て、悲鳴を聞き怪物は大人しくなることを知り巷を騒がす『殺さない殺人鬼』となる。

「心の底からやりたくないこと、だけど、心を鬼にしないと私自身が鬼になる」

4本腕の暴行魔とは先日が初対面であり、帥が危険な目にあっていたから助けた。

玲の告白を聞き過去の経験を話す帥。家族を強盗に殺されたこと、妹と自分の命どちらかを選べと強盗に迫られ生き延びたこと。

生きている以上、天国にいる家族に顔向けできない行動はしない、助けを求められたからには全力で答えると覚悟を告げる帥。玲は涙を浮かべ謝罪と感謝を伝える。

だが、解決の糸口が見えないため、同種の怪物である4本腕の暴行魔から黒パーカーの男について捕まえて問い詰める案を実行する。


第8節

 夜になり、暴行魔と対決する帥と玲。勝利し問い詰めようと近寄ったその時、乱入者達が現れる。白のパーカーを深く被った数十人の集団、彼らは天使と名乗り、玲と暴行魔に石を投げる。鎧越しでも痛みを感じる謎の攻撃に二人は逃走を余儀なくされる。

翌日暴行魔死亡のニュースが取り上げられる。石の投擲を受けて亡くなったと推測され、遺体近くに「成敗」と大きくスプレーで描かれた落書きがあった。

噂が頭をよぎる

「夜、悪魔と出会うと怪物になる。そして、天使に成敗される」

事件は終息するが謎が深まったまま物語は終わる。



第二話

ショクレポ

 SNSで謎解き食レポが流行する。画像や動画はなく文章のみ、具体的に何を食べたのか不明だが、文章のみで味を表現し食べたものが何か当てるのが一部ブームとなった。

同時に女性失踪事件が発生。被害女性の写真がTVに映され先日バイト先で出会った女子大学生野乃花さんと知る。居酒屋を出た後事件に巻き込まれたのではないかと可能性が高く帥は事情聴取を受ける。


第三話

町中の妖精

 羽間菜市で今度は子供の行方不明事件が起こる。捜索の翌日、子供は自然公園にある高さ10m以上の木のてっぺんで見つかる。その子は「妖精にイジメられた」と答えた。

陰の怪物の仕業ではないのかと推測した帥と玲は子供のもとへ向かうがそこには天使集団の一人がいた。


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