バレストラ魔法大会

俺は更に成長し、16歳となった。

力は結構戻ってきている。

嬉しい事だ。

そして最近驚いた事が起きた。

昔、俺の配下の奴らが学校という所にいるらしい。

学校ってか学園か。

バレストラ魔法学園

という所にいるらしい。

行く気ないけど。


まぁ俺の元配下が今楽しく暮らしているのだったら俺はそれでいい。

奴らが50世紀前の戦争で一番働いていたからな。

今は俺のことなんて忘れて楽しく暮らしてほしいな。

さて、暇だな、どっか行くか。


俺は家を出た、暇を潰す為にな。


「さぁて、何をしようかなー」


俺はネタを探していた。

あまりにも暇すぎる為死にそうだ。


「ほら!あと3日後開催だぞ!エントリーは明日まで!」

「3日後?なんだ?」

「なぁ?3日後に何があるんだ?」


俺は近くにいる人に聞いた。


「何って、バレストラ魔法大会だよ!」


あーそういえばそんな大会あったな。

てか待て、これワンチャン暇潰せるんじゃね?明日だけど。

明日…明日か…。

いける…いけるぞ…


「俺、エントリーするわ」


俺は魔法大会にエントリーしそのまま家に直行し寝た。睡眠時間は約15時間、健康的だ。


次の日


朝9時バレストラ闘技場


5万人ものの観客がいる。

何故こんなに観客がいるのかわかるか?

今日はバレストラ魔法大会なのです!


「皆さん!こんにちは!今回実況としてバレストラ魔法学園から来ました。シュン・レイスです!」

「同じくバレストラ魔法学園から来ました。アルカ・サーデスです!」

「さて!アルカさん、バレストラ魔法大会を開催する上で注目選手というのはいますか?」

「はい、今回私が注目する選手は前回の大会で優勝した、グラン・グスタ選手ですね。彼は一年生ながら学園でトップクラスの成績を残し、上級生をも倒してしまう程の実力を持っています。」

「そうですか!ですが魔法騎士団の人々も出てきます!そこも注目していきたいですね!」


ほー騎士団も出てくるのか今の時代の騎士団はどれくらい強いのかな?


「さて、第一回戦の相手は騎士団所属、カスティーナ・フロンvs個人参加の住人レルカ・アークの対戦です!」

「ありゃ?俺一回戦?」


俺は『転移魔法』を使い闘技場の真ん中に来た。


「え?あいついつの間に闘技場の真ん中に!?」


なんか観客うるせぇな『遮断魔法』


よしこれで周りから声が聞こえなくなった。


「出てきました!魔法騎士団所属カスティーナ選手です!」

「お?君が対戦相手か?よろしく、正々堂々

戦おうじゃないか」


その言葉はレルカには届かなかった。

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