第9話
看守達の休憩部屋などがある場所であり、唯一の出入り口のある広場
その一歩手前の通路に3人の囚人がいる
「どうすんだよこれ、あの看守のせいで完全に塞がれちまってるぜ?」
「俺の能力なら頑張れば砕けると思うんだが…」
「こんな事になるんだったら【
どうも上に居た看守さん達の一人が壁を作ったせいでここで立ち往生しているようだ
一人の看守さんの頑張りで奴らをなんとか脱獄させずに済んだ、あとは俺が奴らを殺すだけだ
不意打ちしよう、確実に殺したいし【
なので威力を弱める為にマシンガンの数を減らしてみた、名付けるなら…
「2
俺が技名を言うと同時に振り向く3人
「【
「【
全員が異能で防御しようとするも一人は運悪く異能を発動する途中に穴だらけになる、先ずは一人
しかし一人は肉体で弾丸を耐え
もう一人は床のコンクリートを操り、壁にする事で難を逃れた
…コンクリの奴、俺の奇襲に気づいてなかったか?なのに仲間を見殺しに…?
…とりあえず肉体で弾丸を弾いた方の囚人、あいつの異能は分かった空気の弾丸を耐えたことや名前
から察するに肉体を硬化させる異能だろう
それなら対処は簡単だ、物理攻撃しなければいい
「【
雷速で飛んでいく電気の塊、それは莫大な熱量を持って硬質化した身体を焼き尽くした、これで二人
「こんなに早く二人共処理されるなんてね…」
あとはコンクリートを操っていたこいつだけだ
だが遠距離攻撃への反応は早く、遠距離からでは
まともに攻撃出来ない
「【
「…ッ消えた!?」
なのでとりあえず消えてナイフで殺す方法を試してみる、遠距離が駄目なら近距離だ
って訳で近づいて喉を掻っ切ってみるが
影で自動的に防がれる、これは影獣…?
コンクリート操作に俺の影獣、両方とも既にこの場に異能者が居る異能だ
恐らくこいつの能力は異能のコピーだろう
なら簡単である、影獣の破り方は分かってるから
あとは殺すだけだ
「【
「また…っ!【
錯乱したのか炎を乱射してくる囚人
「【
危ないので転移して【
【
「うあ、うぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どんな能力があるのか分からなかったが奴は無事に地面の染みになってくれた
なので俺は安心して看守さん達に呼び掛ける
「あの〜!看守さ〜ん!もう大丈夫ですよ〜!囚人は全員居ませんよ〜!」
そう叫ぶとコンクリートの壁が地面に消えていく
看守さんが壁を消してくれたらしい
いや〜これで本当に一件落着だな!
あいつらの手も汚させ無かったし及第点でしょ!
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