第8話
上に向かう俺達、正直人殺しが辛いからもう戦いたくない、でもやっぱり囚人は居る
なんなら5人も居る、5人も殺すの…?
「宗助殿、そろそろ某達も戦うでござる!」
「いや、大丈夫ですよ…5
あいつの見様見真似でそう言ってみるとかなり楽に5つの短機関銃型の【
技名って意味あったんだ…まぁかなり早く展開できたから、これで数人は死ぬはず…
「はーっはっは!効かない!無敵だからね!」
…は?【
…とりあえず【
こっちなら殺せるかもしれない
「いやぁ惜しいね!その電撃がもし当たってたらと思うと恐ろしいよ!さぁ!今度はこちらの番だ!」
やたらと大袈裟に語る自称無敵の囚人
攻撃して来るらしいがどうやって…
「行って来い、【
「死ねぇ!【
まさかの別の囚人の攻撃、しかも突然真隣に現れたので反応出来ず影獣の影で攻撃を受ける
すると俺の身体は吹き飛び、通路から落ちる
このままだと最下層まで真っ逆さま
死体になること間違い無しだ
流石にそれはマズイので俺は自分を殴る
「【
異能の力によって俺は再度吹き飛び元の場所の壁にぶつかる、かなり痛いが再生している感覚がする
あの囚人の中の誰かの異能だろう
…とりあえずもう一度だけ攻撃してみるか
「5
「宗助殿!」
異能を使う途中で喉を殴られ異能を妨害される
早すぎて影獣も反応できなかったらしい
だが…拳を振り抜いた姿はあまりに隙だらけだ
俺は倒れる前に影で身体を支え、囚人を蹴る
「【
「えっ…うわぁぁぁぁあ!!!!」
吹き抜けに向かって吹き飛ぶ囚人
さっきとは違いこれならちゃんと死ぬらしい
遠距離攻撃なのが問題なのか?
「…っ!?端間!飛鳥!」
「て、【
…焦ってる?仲間を殺されて?つまりあいつ自身に攻撃手段は無いのか?
それとも、受けられる攻撃に限界がある…?
「【
また攻撃して来るがさっき見たので今度は回避する
そして、【
そして俺は無敵にも限界があると信じて、囚人達に再度【
だがその前に
「5
囚人達は上に逃げようとするが間に合わず空気の弾丸に撃ち殺され、死ぬ
今回の事で分かった、御剣さんや黒羽を連れて行くのは危険だ
今回は運が良かったが人質を取られたら不味かったし、ここに置いて行こう
「御剣さん、黒羽と一瞬にここに残ってくれませんか?ここからは一人で行きたいんです」
「…っ!?それは、某達が足手まといだと言う事でござるか」
…まぁ、そうなるな
でも正直に言ってプライドを傷付けるのも嫌だし
ここは当たり障りない答えを言っておこう
「いや、二人に殺しをさせたくないだけですよ」
「そうで、こざるか…かたじけない…」
「…ごめんね、宗助」
黒羽すら申し訳無さそうに頭を下げる
もしかしてこれってそこそこな人助けなのでは?
少なくとも二人の救いにはなってるのでは?
なら人助けにもなるし、足手まといも居なくなるし二人も安全で要られる、良いこと尽くめじゃん
もっと先に置いてくれば良かったよ
そろそろ一番上だな、さっさと行くぞ〜
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