第18話 異なるWPW症候群の判断基準(完)への応援コメント
年賀状が届きすぐに、読みました。涙、涙でした。本当に本当に、良かったです。どんなに、長い時間に思えたか、私も良くわかります。目がキリンのご主人様も、さぞかしご心配されたことでしょう。直ぐにでも、そちらへ出向いて話をしたい気持ちでいっぱいになりました。
復調された後も、それで終わらずに今後のことを思って、学校への嘆願書、原因探求、今後の診断への嘆願、大事な事と感銘しました。今後も、この体験が多くの学校関係者、医療関係者の方に目に留まる事を願います。
作者からの返信
コメントを下さいまして、ありがとうございました。
わざわざ登録して下さったのかな? ありがとう♥
目がキリン…そう言えば、昔、そんな事を言った様な気がします。
WPW症候群の扱いの現状について、多くの人に知ってもらいたいと思っています。機会がありましたら、広めて下さい。
第17話 登校・リハビリテーション・新年への応援コメント
はじめまして。
わたくしもWPW症候群と診断されはや20年くらいたちます。
ホルター心電図も何十回もやりました。幸いにも症状は出たことがありません。鉄道会社の健康診断も問題なく8年勤務しました。しかし今でもいつ発症するか、息切れなどすると不安が襲う時もあります。医者からは死ぬまでお付き合いしてくださいと言われました。存在を忘れるくらいでいいのですよと医者には言われました。疲れたら休んでください。ストレスが一番だめです。今後も読まさせていただきます。
作者からの返信
コメントを下さいまして、ありがとうございました。
息子は、一応、根治して、現在は経過観察中です。体力も、だいぶ戻ってきて、2022年の秋には、体力テストの持久走3㎞を完走する事が出来たと言っていました。
でも、「疲れたら無理せず休む」は大事ですよね。ありがとうございます。おもとちうおおさんも、無理せず、お大事になさって下さい。
第18話 異なるWPW症候群の判断基準(完)への応援コメント
一気に読ませていただきました。ハル君、目だった後遺障害を残さずに回復されて、本当に良かったと思います。ご家族の気持ちの動きも痛いほど伝わりました。心痛、何と言葉にしてよいかわかりません。大切な人が急に命の危機にさらされる、状況によっては、突然に亡くなる人もいる、その時残された人のお気持ちを考えると、とても言葉では表せません。
当方、地域に密着した小さな病院の「何でも内科医」ですが、駄文「何でも内科に属する私の、「何でもないこと」のない日常」381話で、突然脳死となった息子さんの「臓器提供」に同意され、臓器を提供された息子さんの「お母様」の手記について記載していました。お母様の言葉、相通じるところがあると思い、少し引用させていただきます。
<以下新聞記事からの引用>
ドナーは男子高校生で、突然の出来事だったという。母はこう記していた。「心臓だけは堂々と打ち続けている。力強く若い身体。これはお役に立てるはずだし、移植することが息子の生きた証しになるはずだ」
だが、「けれど相反して…」で続く一文に、本当の心の叫びがつづられていた。
「誰かにあげるために食べさせてきたんじゃない。オムライス、ハンバーグ、卵焼きにお好み焼き。みんな、あなたに大きくなってほしくて、好きだって言ってくれるからたくさんたくさん作ったんだよ。『行ってきます』と家を出たのだから、『ただいま』って言って帰ってきてほしい。何だって作るし、思いきり抱き締めたい」
<引用ここまで>
この文章を読んで涙が出そうになったのですが、同じ思いだったことだと推測いたします。
ハル君が目立った後遺症を残さずにお元気になられた、一番の理由は、「周囲の友人たちがすぐに「適切な心臓マッサージ」を行なってくれたこと」だと思います。「心肺蘇生」と言いますが、その目的は「脳」を守ることです。心肺停止の間、心臓マッサージが適切に行われ、少量ながら持続して脳に血液が送られたことが、最も大切なことだったと思います。
By-stander CPRと言いますが、これがきちんとできていないと、救急隊到着後、あるいは病院到着後どんな治療をしても、ダメージを受けた脳細胞は戻りません。
ハル君の友人たちが、ハル君の命を助けたのだと思います。そのうえで、「脳低体温療法」が有効だった、と考えています。
思春期の子供の立ち眩みは「身体の成長に、自律神経の成長が追い付いていないアンバランス」が原因のことがほとんどなので、WPWとは直接の関係はないと思います。
私が後期研修医の時、訪問診療を行なっていた患者さんの一人に、WPW症候群に起因する致死性不整脈、心肺停止蘇生後低酸素脳症の方がおられました。中学3年生の時のマラソン中に心肺停止となったそうです。
競技としてのマラソンの由来は、ギリシア時代、マラトン(マラソンと綴りは同じ)の戦いに勝利したことを、伝令がアテネに伝えるために42.195kmを走り、勝利を伝えて亡くなった、というものです。実際に各地で行われているマラソン大会で、心肺停止となりAEDと心臓マッサージで蘇生した、あるいは蘇生処置の甲斐なくなくなった、という報道はあり、心臓の基礎疾患の有無とは別で、長距離走は心臓にかなりの負担をかけるものなのだろう、と思っています。
WPW症候群の患者さんへの対応は、上記の日本心臓財団からのお答えにあるように、健診で指摘しても、これまでに明らかなWPWに起因するトラブルが無ければ、運動制限はかけていません。理由も「お答え」の通りです。
長くなりましたが、ハル君がお元気になられて、本当に、本当に良かったと心から喜んでおります。
作者からの返信
川線・山線様、コメント、ありがとうございました。
『何でも内科に属する私の、「何でもないこと」のない日常』の381話、拝読させて頂きました。
私は、ハルの意識が戻るまでの間、様々な事を考えておりました。その中で「もし臓器提供を求められたら、Yesと言えるかな?言えなさそう…。ハルは、何て言うかなあ。良いよ~って言いそうだなあ」なんて事も、考えました。「天国に行くのに、心臓は必要かなあ」とか。難しい問題だし、何もない時と、その時では、答えは違うと思います。381話のお母さんは、凄い葛藤があった事と思います。
私は、未だに、ハルの健康の事に関しては、神経質になってしまいますが、これはもう、仕方ないと諦めております(>_<)
ドクターとしての、貴重なお言葉も、ありがとうございました。参考になりましたし、励みにもなりました。