　ツイッターではわりと定期的に創作論的なものを見る。小説の書き方的な本のおすすめなんかもよく見る。さすがみんな小説書きなだけあって……詳しい！書き方的なものだと私はミステリーの書き方という本しか読んだことがないです。なんか色んな作家さんのエッセイが載っているもので、有栖川有栖先生と乙一先生目当てで買った。乙一先生のプロットの作り方はめちゃくちゃ参考にさせていただいており、主に中編から長編を書くときには目安になって、乙一先生一生大好きの気持ちです。なんか漢字のせいで字面が早口言葉になっちゃった。

　急に創作論の話をしたのはわけがある。二次創作のときからなんですが、ブチギレている時に書いたものの方がいつも評価が高い。書籍化する不能共もその類で、じゃあ私のブチギレが執筆したなんらかに与える影響はあるんだな？と流石に思った。

　参考作を持ってきた。

　藪問答

https://kakuyomu.jp/works/16817139557107920387

　自作で恐縮なんですが、これはブチギレている時に書いたもので☆が100ある、私の書いた掌編の中ではかなり読んでいただけたものになる。

　どうブチギレていたかというと、麻雀でクソミソに負けた。もう本当にクソミソだった、一局の話じゃなくて確か三局四局くらい字牌しか来ないわろくにテンパイしないわ立直したら振り込むわバカヅキ親が連荘するわで血管が十本くらい切れた。役満あがったのにそのあと連荘されてトビとかもあったな。腹立ってきましたなんだったんだあれは？牌操作？悪夢は寝てるときだけにしてくれんか？

　落ち着こうね。

　そんなわけで、超絶キレた状態で書いた。一話目の半分くらいは書いてあって、でも続きはなにも考えてない話だった。すべてをキレに任せた。テンパイ即リーに飛んでくる無慈悲なロン、本当に………許せない！

　このようにキレた状態で書いたのでどう書いたのかは全然覚えてないんですが、とにかくキャラに怒りをぶつけたと言いますか、人間は醜い！！！！！みたいな展開をまあ、思い付く思い付く……人を……牌を……憎む………！！！！

　結果として☆100にしてもらえ、キャラと世界観を引き継いで長編としても連載中という私の中では出世した自作となりました。

　というわけでですね、多分なんですが「人間は醜い！という展開を思い付く」がある種の正答な気がします。自作の持ち味って言われると本当にわからないし、書きたいものと言われても本当にわからないんですが、好きなものは暴力とBLなのでこの二つを組み合わせるために怒りがあるといい感じ！ということなのかもしれない。

　でも普通にめっちゃ楽しく書いたアメリカナイズクソ田舎のブロマンスもいっぱい読んでいただけてるので違うかも！もうわからん！

　自作のことを理解したかったのですが振り出しに戻りました。でも元々はストレス解消のためにずっとなんらかの小説を書いていたので、進捗エンジンというものの燃料がシンプルに怒りなだけかもしれない。

　今日は休みだったので俺が公園でペリカンにした話を半分読みました。また本をたくさん積んでしまったし、偽物川も書き終わったし、ゆっくり読む時間をとりたいなと思います。

　あとキューティーハニー（庵野監督作）も観たいな。

　ボトルネックも読み進めています。

　また会いましょう。