瑪瑙勒賦有序

瑪瑙勒賦有序


五官將得瑪瑙,以為寶勒,美其英彩之光艷也,使琳賦之。


記瑤漢之寶岸,臨赤水之朱波。爾乃他山為錯,荊和為理,制為寶勒,以御君子。


五官將は瑪瑙を得て、馬の頭飾りにしたが、いろどりに艶があり美しかったので、陳琳に賦にさせた。


玉を産出すると言われる瑶渓の美しい岸を記し、(瑶渓…阮籍「清思賦」などにも見える)


黄帝も遊んだ赤水の朱色の波に向かう。(赤水…『荘子』天地などより)


他山の石を用いて磨き、(他山為錯…『詩経』小雅「鶴鳴」より)


更に荊の和氏の原石を用いて磨いて(『韓非子』和氏之璧より)


この美しい馬の頭飾りは作られ、


いま君子のそばで仕えている。(御…侍御の意と取る)

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