応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 自滅しました‼️

  • >どれもこれも翻訳が酷いもんで話の筋を追うのがやっとなんだがよ。

     小ネタっぽい部分ですが、ここ好きです。わかるわかる、という感じでした。
     子供の頃「翻訳ものミステリばかり読んでいると国語力が落ちる。もっと違う本を読め」と親に言われたのを思い出して、懐かしくもなりました。


     ……という感想を書き込もうと思って、最後まで読む前に、途中で準備していたのですが。
     やられた!
    「小ネタっぽい部分」どころか、まさに伏線の一種だったのですね、この『翻訳が酷い』は。なまじ「あるある」だから「その意味で挟み込まれた単なる小ネタだろう」と思い込んでしまった時点で、作者の手のひらの上。うまく誘導されていたとは!

    作者からの返信

    烏川 ハルさま

    >翻訳が酷い

    細かい部分にも共感して頂けて嬉しいです。
    たまに古本屋さんで海外の古典をぱらぱら捲ってみると「うへぇ……」ってなったりしますね(笑)
    「あるあるネタ」がきちんと伏線として機能してくれたことに、ほっとしました。
    最後までお読み頂き、また暖かいコメントをお寄せいただき、誠にありがとうございました!

  • 読み始めで、何故か?この男とは「塵や砂埃」を気にする事に!ネズミの様な小動物ではないか?ミステリー小説を読むネズミ?仲間を殺された!犯人は「人間」的なストーリーを想像していました。
    想像を遥かに超えていたストーリー展開にアッパレ!でした。
    完敗です。

    作者からの返信

    松藤 保麻(マツフジ ヤスマ)さま

    登場人物が「小動物」というのは私も意図しなかった予想なので、なるほど。そういった見方もあるのか……と、こちらこそ勉強になりました。
    最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

  • 実に批評的で刺激的な作品でした!

    前半は、ミステリー小説に対する愛憎半ばといった感覚にとても共感できました。

    後半は、予想の斜め上を行く急展開に茫然とし、そして最後の一撃はミステリー小説を無邪気に楽しむ読者ひいては人間そのものの「正体」を暴くという大きな広がりを見せる幕切れでドキッとさせられました。

    それと、どことなく綾辻行人先生の短編集「どんどん橋落ちた」のような批評性を感じました。

    大変、面白かったです。

    作者からの返信

    鮎崎浪人さま

    素敵な応援コメントをお寄せ頂き、誠にありがとうございます。

    『どんどん橋〜』は私も大好きな作品です。他にも麻耶雄嵩先生の『メルカトルかく語りき』とか、ああいった批評性のあるミステリへの自己言及的な作品って面白いですよね!

    このお話の前半部分は、他ならぬ私自身が「どんでん返し」を求めて片っ端からミステリを読み漁っていた頃の心の変遷を元に書いたものなので、共感して頂けてとても嬉しく思います。

    最後までお読み頂き、ありがとうございました。
    今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

  • これは…!すっごく面白い!!!
    推理小説のアレコレも勉強になったのですが、
    (↑ミステリーは奥が深い)

    あ。人じゃないな、と気づいた辺りから、
    どうなるのかとワクワクしてきて…
    オチに納得。思わずニヤリ。

    推理小説は人殺しを楽しむ読み物。
    確かに物騒な娯楽です。
    小説自体が人の興味や欲望の塊みたいなもの。
    人じゃない存在から見たら野蛮なこともありそう。
    くるっと見方が変わりました。
    楽しい作品でしたー!!!

    作者からの返信

    三寿木 春様

    暖かい応援コメント、誠にありがとうございます。
    楽しんで頂けて、とても嬉しいです!
    小説自体が人の欲そのものとは、まさに仰る通りですね。
    吐いて捨てるほどあるオーソドックスなミステリー小説も、我々と異なる価値観の存在から見れば時として強烈な劇物に映るのかもしれません。
    でも、それらを娯楽と割り切って楽しめる度量の大きさもまた、人間の美点だと私は思います。
    最後までお読み頂き、ありがとうございました。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 書生さんたちかと思ったら人外の生命体のお二人の会話!これは驚きました。落語のようなオチも小気味よく決まりましたね!!

    作者からの返信

    仁科佐和子様

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
    アイデア一発勝負の作品でしたが、驚いてもらえて何よりです!
    落語のようなオチ。まさにそれですね。
    最後になんか上手いこと言わせたろ、と思ってあんな感じの着地になりました(笑)

  • 面白かったです。ミステリーかと思いきや、これはSFですね。

    作者からの返信

    白兎さん

    このたびは拙作をお訓み頂いたうえ、ご評価までくださいまして誠にありがとうございます。

    そうですね。途中から思いきりジャンルを飛躍させて、最後はSFっぽく着地させてみました。
    タグなどでSFと記載してしまうとその時点でネタが割れてしまうので、表向きはあくまでもミステリーということにさせて頂いております。
    お楽しみ頂けたのであれば幸いです。
    ありがとうございました。

  • これはもしかして「ミステリー」という世界を滅ぼしたのは「斬新なオチを貪欲に求め続ける読者のせい」という結論だったりします?
    ミステリーあるあるが実に的確で、今回の企画を考えるヒントを沢山頂戴しました。素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    一矢射的様

    このたびは素敵な企画に参加させて頂き、また拙作にご評価までくださいまして誠にありがとうございました。

    作中の男には割と好き勝手に語らせておりますが、本作は基本的にはミステリーへのストレートな礼賛が根底にありますね。
    あえて言語化するのであれば、

    『斬新なオチを貪欲に求め続ける読者がいる限り、ミステリーは必ずや「想像を超える驚き」で以てそれに応えてくれるはずだ』

    といった感じの結論でしょうか。
    たとえそれが人類亡き後で異星の民を相手にしたとしても、ですね。

    勿論、これはあくまで私個人の思いに過ぎないので、物語の受け取り方はお読みになられた方の感じられたままにお任せしております。

    お楽しみ頂けたのであれば幸いです。
    最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。



  • 意外な結末……楽しませていただきました!
    そして、作中の、ミステリに「飽きた」のではなく「飢えている…」
    ミステリ好きにはグッとくる言葉でした。心に刻みます。(*´艸`*)♥

    作者からの返信

    sanpo=二上圓

    はじめまして。
    このたびは拙作をお読み頂き、ご評価まで頂戴しまして誠にありがとうございます。
    意外な結末に「飢えている」のは、やっぱりミステリー好きならみんな同じ気持ちですよね!
    どんでん返しは本当に中毒性が高くて困ったものです(笑)

  • 見事な叙述トリックでした!

    ミステリーに食傷気味になっていても意外と思える犯人って、いったいどんな犯人なんだろうと考えさせておいて、実は会話している二人が人間じゃなかった……。
    見事に思考を誘導された気がします(笑)

    とても楽しく読ませていただきました!!

    作者からの返信

    令和の凡夫様

    最後までお読み頂き、ご評価まで頂けて誠にありがとうございました。
    「犯人が宇宙人でした」というのはミステリにおいてはご法度なので、そこを反転させて「読者が宇宙人」という着地で意外性を狙ってみました(笑)
    楽しんで頂けて幸いです。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • ミステリであり、SFでもありますね。

    作者からの返信

    shiba様

    はじめまして。
    このたびは拙作を最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
    ちょっとズルい手法ですが、ミステリの皮を被った緩いSFということでジャンル間の飛躍をお楽しみ頂けたのであれば幸いです。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。


  • 編集済

    初めまして。
    とても楽しく読ませていただきました。
    もしかしてなんですけど、綾辻行人先生の作品とか島田荘司先生の作品とかかなりお好きですか?


    追記
    やはりそうでしたか!
    私も館シリーズ、御手洗潔シリーズが大好きなのでなんだかとても嬉しいです。
    実は有栖川有栖先生も好きなので好みが似てるのかもしれませんね。
    また別の作品も楽しませていただきます。ありがとうございました。

    作者からの返信

    天洲 町様

    はじめまして。
    このたびは拙作をお読み頂き、評価まで頂きまして誠にありがとうございます。

    お察しの通り、綾辻行人先生は私のミステリー好きのルーツとなる作家さんです。学生時代に読んだ『十角館の殺人』で大変な衝撃を受けたものです。

    島田荘司先生は、有名所の『占星術殺人事件』と『斜め屋敷の犯罪』しか読めていませんが、やはり大好きな作家さんですね。
    他には有栖川有栖先生とか、麻耶雄嵩先生とか、私に多大な影響を与えてくださった方々は枚挙に暇がありません。

    一読してそこに思い当たるということは、天洲様もかなりミステリーがお好きなんでしょうか?
    後ほど、天洲様の作品も読ませて頂きたいと思います。
    今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

  • これは…!
    なるほど、とても面白かったです!

    作者からの返信

    ユトさま

    いつも応援、ありがとうございます。
    我々からすれば周知の事実であることを、特殊な立場にある読み手の視点から語らせることで意外性を狙ってみました。
    楽しんで頂けて幸いです。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • やっぱり叙述トリックはこうでなくっちゃ!
    というお手本のような作品だと思いました。

    ミステリー談義に注意を向けさせておきながら
    語り手自身から興味をそらすという
    巧妙な手法が炸裂してるなあと思いました。

    ちなみに、最後のオチについては妙に納得です。
    テレビのゴールデンタイムに他殺体が出てくる
    この国は一体どうなってるんだと思います。

    その一方で、平和じゃないとミステリーは成立しないと
    聞いたこともあります。
    犯罪が身近にあるとフィクションにならないということで。

    ある意味、平和の象徴なのかもしれませんね。

    作者からの返信

    月井 忠さま

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
    「お手本のような作品」とまで言って頂けて大変光栄に思います。
    この手の叙述トリックは飛び道具的な一発ネタではありますが、ミステリ好きとしては一度は書いてみたいと思ってたんです。

    ミステリーやホラーは、治安の悪い国では当たらないという話は私も聞いた覚えがあります。日常の中に既に恐怖がある状況では、フィクションでそれを楽しむ余裕は生まれないんでしょうね。
    ちなみにオチの台詞については「なんだかんだで、そう言うお前(男)も楽しんでただろう」とブーメランが炸裂してもいるので、「とはいえミステリには抗い難い魅力があるよね」という着地にもなってたりします。
    ミステリを心から楽しめる環境にいられることは、とても幸福なことであると私は思いますね。

  •  いや~、今回も驚かされました。本当に凄いオチを思いつかれる。今回も脱帽です。

    作者からの返信

    @windrainさま

    いつも応援ありがとうございます。
    今回も素敵なレビューをお寄せ頂き、大変嬉しく思います。
    本作のオチは「人間だと思ったキャラクターが、実は別の生き物だった」という叙述トリックの型を反転させて、少し捻りを加えさせて頂きました。
    なんとも飛び道具的な一発ネタになってしまいましたが、楽しんで頂けて幸いです。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  •  なるほど。純粋ミステリーと思ったら、SFミステリーでございましたか。分かった時、スッキリしました!

    作者からの返信

    夜野 舞斗さま

    はじめまして。最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
    ジャンルかタグに「SF」と設定するべきか迷いましたが、その時点で思いっきりネタバレになってしまいそうだったので、皆様を騙すために心苦しくも純粋ミステリーの皮を被らせてもらうことにしました。
    楽しんで頂けて幸いです。
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 戸村井さんの新作だ!と急いできました。
    ミステリーと思いきや……という後半に驚きの連続です。
    まさか語り部まで疑うことになるとは思いませんでした……
    こういう路線も好きです!

    作者からの返信

    月見 夕さま

    いつも応援ありがとうございます。
    たまには辛気臭い葬儀の世界から離れてみたくて、こういう路線に突っ走ってみました(笑)
    慣れない作風でしたが楽しんで頂けて幸いです。
    最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

  • 男と全く同じ固定観念を持って穿った見方をしてしまった自分が恥ずかしいです……この感覚は知的生命体共通のものなのかも知れませんね……
    最後のオチも含めて、凄く面白かったです!!

    作者からの返信

    御角さま
    最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
    作中の男に限らず、ミステリーを読み込んでいる人ほど思わぬところで足元を掬われることもあるかもしれませんね。
    かくいう私も性別誤認などの単純な叙述トリックには、しょっちゅう引っ掛かります(笑)