応援コメント

05 ブーヴィーヌの戦い」への応援コメント

  • 拝読致しました。
    ああ、この話はフィリップさんvsジョンさんの、執念vs不運の戦いだったのですね……。
    やはり、不運属性を持ちながら、これだけ互角にフランスとやりあえたジョンさんの凄さが逆に見えてしまうとさえ感じてしまう(^_^;)
    面白かったです(*´▽`*)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ジョンさんは……あのリチャードを兄に持ち、あのフィリップをライバルに持つという不運が何とも言えない、というのが今回のお話です(違
    まあ、フィリップが努力を重ねて攻めていった結果といえばそれまでですけど、このブーヴィーヌで負けた結果、ジョンさんは凋落著しく、後世にも悪王として名を残してしまいます。
    もっと評価されてもいいと思うんですけどね、やはりマグナカルタから市民革命への流れを神聖視する傾向があるから、評価しづらいんでしょう^^;

    ありがとうございました。

  • フリードリヒ二世も、偉大な皇帝ですね。

    彼らを見ると、陰にローマ教皇の思惑が見え隠れする気がします。

    作者からの返信

    コメント付きレビュー、ありがとうございます。
    たしかにおっしゃるとおり、われわれの知る「フランス」を形作ったのは、フィリップ二世なんじゃないかと思います。
    「島(イル・ド・フランス)」とまで言われた領土から、アキテーヌ公やプランタジネット朝相手に戦って、今日の「フランス」を作ったのは、言われてみると、たしかにフィリップ二世だと思います。
    この人がいなければ、聖王ルイや太陽王ルイも、輝けなかったでしょう。

    フリードリヒ二世は、このブーヴィーヌの戦いの行く末を、冷静に見すえていたイメージがあります。
    フィリップが負けたら、ジョンにすり寄る用意をしていたのかもしれない、という^^;

    教皇は教皇で、やっぱり抜け目なく様子を窺っていたイメージが。
    諸侯や王が力をつけてきたら、また十字軍に行かせて力を削いでやろうと目論んでいたのかも。

    ありがとうございました!

  • 今回はなんとか勝てたフランス。
    ここでフィリップが負けていたらヨーロッパの地図はどうなっていたんでしょうね。

    この先、百年戦争が続き、クレシーでぼっこぼこにされて、オルレアンの乙女の登場を待たねばならない。
    逆にイギリスの粘り腰の強さはなんなんだろうと思います。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    フィリップが負けていたら……どうなっていたんでしょうね^^;
    ジョンが大陸領をゲットしても、つづくイギリスの王たちがどう対応するか。
    だってフィリップの息子はルイ獅子王だし、孫は聖王ルイなんだよなぁ……^^;

    でもフランスは、というか英仏両国には、百年戦争という泥沼が待っています。
    イギリスはアレですね、領土を得る(金銭や食糧を得る)ためには、やっぱ大陸に進出するしかない、という地政学的な事情があったのでは。
    それが後々の大航海時代に繋がったりしていると思います^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     な、なんというかフィリップさんが強すぎたなあ、という印象でした。
     ジョン欠地王も戦略だけなら悪くはなかったはずなんだけど……。
     かくてフランスはイギリスに対し優位に立ち、ヨーロッパを席巻するのか。色々と勉強になる話で面白かったです。

    作者からの返信

    フィリップさんは家康みたいなところがあって、リチャードに散々やられても、後へ後へ繋げていっているので、そこが凄いと思います。
    逆説的に申し上げると、そんなフィリップとやり合ったジョンは、実は凄かったというワケで……^^;
    ジョンは、この時自分がブーヴィーヌに行くか、オットーじゃない、もっとマシな相手にブーヴィーヌに行かせるかしていればなぁ……でも不運じゃないとジョンじゃないし(笑)

    おっしゃるとおり、こうしてフランスはヨーロッパの覇権国家となります。
    でもその覇権を握ったあたりから、十字軍に行って、そこでバイバルスに……というオチが待っています^^;

    ありがとうございました。

  • 「フィリップの脳裏に、これからの英仏、そしてヨーロッパの絵図面があった」。
    う~む、こういうビジョンを持っていて、危地でもそれを思い浮かべられるというのが強みかぁ。なかなかできることではありませんが。

    オットー、攻勢に出ているときは強いけど敗勢になると脆いというのは、味方にしてみれば読めなくて困りますよね。
    神聖ローマ皇帝、ハプスブルクに家系が固定してウィーンに落ち着いてからのほうが強いのかな?

    オーギュストということはアウグストゥスですから、即位はしてなくても「皇帝」に近い称号?

    おもしろかったです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    フィリップはどちらかというと家康っぽいところがあって、たとえ負けそうでも、これからどうなるかを予測できて、負けられないから粘る、という動きができます。
    たしかに誰にもできることじゃないと思います^^;

    オットーさんは、部隊長としては優秀だと思うんですが、いかんせん、全体の長とか皇帝にだけは向いてない(笑)
    この人を打倒して登極したフリードリヒ二世の方がよっぽど皇帝に向いていたという皮肉^^;
    ウィーンに落ち着いて以降は……オスマンとかボナパルトとか、いろんな苦難に満ちていますから(笑)、そういう意味ではたしかに強かったかも。

    フィリップは女癖悪かったんで(「サラディンはイスラム教徒だから多妻でも許されて羨ましい」とまで言ってます)、どちらかというと、アウグストゥスよりカエサルなんですが(笑)、カエサル→セザール→カイザーは、神聖ローマ帝国。
    それをやるとフリードリヒ二世に悪いんで、オーギュストにしたのかもしれません(笑)
    いや、真相はわかりません^^;

    ありがとうございました。