死人列車

Teru

第1話 列車の中で

夜、眠くなり眠りの床につく。


気がつくとそこは列車の中だった。何故か分からないが、嫌な予感がして立ち上がる。


すると何故か頭の血管がドクドクするのだ。


俺(…何だこの感覚)


すると、姉の声が聞こえて


姉「何してるの?まだ着いてないよ」


列車の車両番号を見ると俺は3番車両にいるみたいだ。


乗客は普通に座り列車に揺られている。


俺は再び座りる。でも何かがおかしい。何故、列車なのだろう?列車など、一度も乗ったことはない。電車ならあるが。。それに頭の血管のドクドクは何なんだろう。手も震える。


そんな事を考えていたら、列車は何処かの駅で止まるらしい。


俺「ここは?…」


俺は見知らぬ駅を見て思った。これは現実世界では無い事を。


俺「なんだ、これは夢か」


夢なら早く覚めてほしい。と思った時、髪型はショートでメガネを掛けた1人の看護師らしき人物がカートを押しながら列車に入ってくる。


俺(…やはり何かがあったようだ)


看護師「3番車両の皆様、1人ずつ見てまわりますのでそのまま座ってお待ち下さい」


3番車両だけでは無いようだ。他の車両も看護師が見てまわるようだった。


俺の番になり、看護師に聞く。


俺「一体、何が起きたんですか?」


看護師「この列車は事故を起こしました。なので1人ずつ見てまわっています」


俺「事故?」


だからか、頭のドクドクと手の震えは、事故があったからかと理由がやっと分かった。


すると、また列車は動き出したのである。


俺(…なんで事故を起こした列車がまた動き出すんだ?)


俺は看護師にまた聞く


俺「何故、事故起こしたのに列車は動くんですか?」


看護師「この列車は、死んだ人を運ぶ列車ですから」と言う。


俺「死んだ人を運ぶ列車?」


つづく。


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