第5話 神殿の森
神殿の森、其処に神殿があるわけではない。もともとあったと言われている神殿の遺跡が残っているわけでもない。
人々が集まり栄華を我が物にし、争いが絶え間なく続き出した頃、神々は天空へ帰って行った、という伝説がこの国にある。
ただ、神々は人間を見捨ててはいなかった。
この国のこの森に三体の子孫達を残し、神殿を与え、善なる人々を守り恵みを与え続けたという。
その三体の神々も神殿も今は見ることもできないが、神々は今もここに生きており、天空の父と母に祈りを捧げた時、絶大なる力が働くと言われている。
その入り口であり出口が、この、時の扉。
印があるわけではない。
三体の神々に祈りを捧げた時、目の前に現れ、扉が開くと言われている。
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