11月01日 仕事初日

今日は初めての出社だ。

俺はと言うと朝から寒さに凍え、ヘアアイロンで暖を取っていた。ヘアアイロンで暖を取ることは初めてじゃないが、寒いもんは寒い。


今までの職場は何を着ようが大体自由だったのだが、今日からの職場は“オフィスカジュアル”なる謎の単語を身に纏う必要があるらしい。


いっそ、スーツで出勤にしてくれ。


彼女は「男性のオフィスカジュアルなんて、簡単だよ!」と言ってたが、結果、俺は全身真っ黒だ。


あと寒すぎて、彼女のトレンチコートを拝借している。


ちょっとぼかすが、俺と彼女の身長差は大体頭ひとつ分。けど、肩幅は大体同じぐらいなんだ。ちなみに彼女がゴツイんじゃなく、俺がヒョロい。


そういや、風呂上がりにすっぴん黒マスクでいたら、彼女に「ろくでなしくん、すっぴんだと、ほぼ女の人だよね」と言われたことがある。ブサメンは性別も超越するらしい。


俺と彼女の容姿について、ブサメンと美少女としか形容してなかった気がするが、俺はこう、V系バンドマンを劣化させたようなナリをしてる。


髪もブリーチで抜きすぎてキシキシだ。

身バレ防止に誤魔化すが、何なら赤だとか青だとかそう言った色をしてる。マニパニが親友なんだ。


彼女の容姿については美少女だから割愛しよう。それしか形容しようがない。


なもので、就活中の俺の浮き具合は酷かった。なんなら、今も電車の中だが、この髪色は俺しかいない。なんでだろうな。


まあ、とりあえず、今日はもう1回更新するかもしれない。社会という地獄から、生きて帰ってこれたらだけどな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る