第3話 【星に降る雪】


スノットさんとゴールドマン君は、秘密の研究室で雪の結晶作成に取り組み始めました。研究室の中央には、大きなガラス製のタンクがあり、その中で結晶がゆっくりと形成されていきます。


「まずは基本的な結晶構造を作り、それから宇宙エネルギーを吸収させるプロセスに入ります」とゴールドマン君が説明しました。「この装置を使えば、結晶の成長を細かくコントロールできます。」


スノットさんは慎重に装置を操作しながら、結晶の成長を観察しました。数日間にわたり、二人は昼夜を問わず作業を続け、ついに結晶が完成しました。


「素晴らしい出来です、スノットさん!」とゴールドマン君は感激して言いました。「この結晶なら、必ず新しい星に命を宿すことができるでしょう。」


スノットさんも満足げに微笑みました。「これで、私たちの星々がさらに豊かになるのが楽しみです。」


二人は完成した結晶を慎重に包み、特別なケースに収めました。そして、その結晶を持って、再び雪の街の噴水公園に向かいました。


噴水の前に立ち、スノットさんは結晶を高く掲げました。「この結晶が、新たな命の息吹を星々に届けてくれることを願います。」


氷シャケたちも興奮した様子で噴水の中を泳ぎ回り、結晶が噴水の頂点に達すると、一斉に飛び跳ねました。結晶は輝きを放ち、まるで星のように光りながら宇宙へと昇っていきました。


「これで、新しい星たちが育つことでしょう」とゴールドマン君が言いました。「スノットさん、あなたの協力に感謝します。」


スノットさんは穏やかに微笑みました。「こちらこそ、この素晴らしいプロジェクトに参加できて光栄です。これからも、雪の街と星々のために力を尽くします。」


そして、二人は再び銀行へと戻り、次のプロジェクトに向けて準備を始めました。雪の街に新たな命が宿る日を楽しみにしながら、スノットさんは次なる挑戦に胸を躍らせました。

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