木枯らし
泣き叫ぶ風は枯葉を巻き上げ
揺さぶる心は涙を流し
遠ざかり 取り残されて
見送って これで何人目?
死を常に思うのは難しい
生きている今 息してる今
心臓の音は止まらない
死が見えない これはきっと呪いなんだ
本来ある自然と引き換えに富を得るための呪い
生きることを忘れないために 死を忘れさせた
分からないのはどうなんだろう
鈍る死の感覚 生き物としてどうなんだろう
吊り目の悪魔は笑う笑う
金銀財宝を与える代わりに 魂を奪う
強欲な人間ほど死は見えない
それが富の対価だから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます