第0−1話(番外編)刹那の出来事
第0−1話(番外編)刹那の出来事
今回はあの事についてのお話です。ぜひお楽しみください。複数話になります。
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俺は
俺には『お兄ちゃん』と慕ってくれる従姉妹、咲がいるんだ!ほんとの兄妹のように仲がいいんだぜ!
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明輝は元々五十嵐家の1人息子として生まれた。咲とは従兄弟同士の関係であり、家族では無かった。では、なぜ明輝は咲の事を妹と認知し、兄妹として生活しているのか。また両親はどうなったのか。
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2019年3月10日。明輝の卒業祝いとして咲たちの家族・・伊藤家と遊園地に遊びに行った。五十嵐家も伊藤家も何事もなく幸せに過ごした。天気も良く雲一つない快晴だった。誰もが平和だと油断していた頃にそれは突然やってきた。それは、明輝にとって地獄のような結末であり、今後の人生を変える起点となってしまった。
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時刻は午後6時40分。日が落ちるのが冬よりは遅くはなったが、薄暗くなってきていた。
「咲ももうすぐ中学生だな!」
「まだ早いでしょ?あんたは自分の心配しなさい!」
「わかってるよ〜母さん。」
「お兄ちゃんと同じ学校行きたい〜!」
「そっか!なら楽しみに待っとくぞ!」
何気ない会話をし、幸せな時を過ごしていたその刹那、運命の瞬間はそこで起こった。
「明輝!危ない!」
「え?」
そこで明輝の意識は途絶え、視界が赤く染まった。
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