登場人物 fromアルカディア
・シグナス・フリゲート 約14歳/153cm
「笑わせるな。魔法郷アルカディアなんざ、私なら一晩で落とせるぞ」
魔法郷アルカディアの魔法結社『エンジェルラダー』のリーダーであり、魔女ユリウス・フリゲートの愛娘。フリゲートの末裔という地位に立つ故に、そのフリゲートという高潔な重荷を背負う宿命を持つ。まだ幼いながらも、それを重荷とは思わず誇りとすら感じている。年齢にそぐわない独特の凄みを持ち、誰に対しても高圧的な態度を取る傲岸不遜な性格。魔具としてクロスボウを愛用し、超能力者に匹敵する魔法技術を持つ。
・セレサ・ユヴェリナス 年齢不詳/156cm
「私の相棒に挨拶しな! この盆栽野郎!」
魔法郷アルカディアの魔法結社『エンジェルラダー』に所属する女性。鮮やかな(茶髪を基調に毛先がピンクと紫に染まっている)色合いの髪や十字架型の瞳が特徴的で、その正体はヴェロニカと同じレミューリアの堕天使である。基本的には大人しく丁寧な性格。アルカディアの文化を独学で学ぶことで社会に溶け込んでいる。とはいえ偏った解釈が多く、馴れ馴れしい敬語やブラックなジョークを口走ったり、真面目そうな印象とは裏腹にキツい言動が目立つ。
・ヴェロニカ 年齢不詳/150cm
「あたしは平和主義だから……ってなわけで、あとはよろしく〜。終わったら起こして?」
魔法郷アルカディアの魔法結社『エンジェルラダー』に所属する女性。鮮やかな(白と黒が入り混じった)色合いの髪や十字架型の瞳が特徴的で、その正体はセレサと同じレミューリアの堕天使である。自由奔放でワガママな子どもっぽい性格だが残忍かつ冷静な内面を持ち合わせ、度が過ぎる悪戯をしたりと胸の内にはしたたかな危険性を孕んでいる。かなりの構ってちゃんでもあり、セレサによくちょっかいを出しては怒られている。
・鶯姫 星蘭(うぐいすひめ せいらん) 21歳/167cm
「常識なんて、この世で最も役に立たないものだよ」
魔法郷アルカディアに駐在する超常現象対策機関DSRのエージェント。良く言えば大人しい、悪く言えば無関心を体現した性格。警戒心が非常に強く、他人に冷たく突き放す態度が目立つ。根は真性の優等生気質であり、仕事に余念はないためDSR内部における評価は比較的高い。アルカディアでの活動実績を鑑みても目を見張るものがあり、本部の新垣晴人やコレット・エンドラーズに比肩する実力の持ち主。そんな彼女について詳しく知る者は少ない分、様々な噂が立っている。
・ニキータ・ジゼル・ド・ウォルザーク 22歳/157cm
「アルカディアの調和を乱す者は、誰であろうと容赦しません!」
アルカディア楽団の治安維持部隊リリックの隊長マエストロを務める若い女性。コンツェルト評議会副議長であるレナータ・ジゼル・ド・ウォルザーク辺境伯夫人の一人娘である。非常に正義感の強い性格であり、秩序を乱す悪や不正を良しとしない。礼儀正しく品行方正、誰からも慕われていながら気さくで親しみやすくもある。本名は長いことからニッキーと呼ばれることを好む。
・レリーフ・バンビ 年齢不詳/151cm
「お前なんか現実になれなかった亡骸に過ぎない。僕が真実になりさえすれば、お前は僕という真実の礎となる運命なんだよ」
魔法郷アルカディアに顕現した魔法生命体レリーフ。幼い少年の姿をしており、そのあどけなさから想像もつかないほど傲慢な性格。それでいて何かに怯えているらしく、情緒不安定な言動が目立つ。魔法調律連盟が掲げる終末論の一つを実現させようと企み、アルカディアで暗躍する。
・デュナミス 年齢不詳/161cm
「不可能が可能になることはない、そうでしょう?」
魔法郷アルカディアに拠点を置く魔法調律連盟を率いる謎めいた女性。気品高い所作とグラマラスな外見にそぐわず、夢や絵空事に対する貪欲なまでの言動は少女のような無邪気さを持つ。特に到底実現しないような可能性に惚気るきらいがあり、願望や夢に憧れる人だけが感じられる陶酔を何より好いている。
・ルキナ・アルベール・ラナンキュラス 30代/157cm
「誰でも奇跡を起こせる魔法があれば、運命を変えることができる。僕にも、そう思っていた時期があったよ」
魔法郷アルカディアの騎士であり、女王に忠誠を誓う誠実な紳士。凛とした雰囲気を持つが本来は気弱な性格で、自分を律している。聖奏騎士団の一人として、守護聖剣エヴァフレイを有する。抗えぬ淘汰を司る橙色の聖剣には女王の加護が与えられ、アルカディアの土地にある限り決して折れない。剣術に天賦の才があったとされるが、本人は努力の賜物だと否定した。魔法郷が誕生して十年という歴史の中で堕天使アネーラ・ジャガラスカを封印したり、魔法戦争を戦い抜くなど数々の武勲を立ててきた。騎士団が解散した現在は、女王の側近として雑務をこなす。ユリウス・フリゲートから遺言を託されているらしく、彼女の愛娘シグナスを気にかけているようだが……。
・ディノカリダ・ラザリアス公爵 68歳/175cm
「この世界を見守ってくれる神々や天使はもうおらんのだ。ならばこそ、代わりにわしらが見届けようぞ」
コンツェルト評議会を執り仕切る最高議長であり、アルカディアの女王の枢機卿も務める。実質的に女王に比肩する権力の持ち主であるが、和やかな物腰で親しみやすい人物。生粋の愛国者であり、アルカディアの栄光こそが彼の全てである。老いた風貌で杖をついていて、一切の魔具を持たない。アルカディアの貴族社会では価値のある魔具によって実力を示すのが基本で、護身のためにも持ち歩くのが常識。にも関わらず丸腰でいるのは、女王の庇護へ全幅の信頼を寄せているからこそである。
・レイヴェスナ・クレッシェンド 推定20代/169cm
「奇跡が起きたからこそ今のアルカディアという理想郷があるのです。不可能であると分かっていながら理想を望んだ、民の願いを無碍にしたくはありません」
魔法郷アルカディアの女王にして世界に9人しかいない超能力者の1人。魔法と超能力を融合させた『デウス・エクス・マキナ』という全知全能の力を持ち、民からは女神として崇められている。淑女という言葉がよく似合う外見で、翠の瞳と長く美しいストロベリーブロンドの髪、低露出で胸元にリボンの付いた白と黒を基調としたドレスを着こなす。アルカディアで起きる全ての物事は女王の思し召し────彼女が慕われるのは超能力者であることに限らず、その聡明で淑やかな人柄ゆえ。
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