本を買う時は前を向いていなさい

 今回のエッセイを書くにあたって、最初にBL本を本屋で購入したのはいつだったかしら……と考えています。こんばんは。本日はタイトル通り堂々と「BL本」を買った紫陽です。


Q・BLて?

A・男性同士の恋愛を描いた作品のことだよ!


 ボーイズラブ。なぜか(本当になぜか)必ずと言っていいほどストーリー中に愛の営み(精一杯の表現)を描写していることから、個人的な見解として「BL本はえっちな本」です。

 ですから、多分最初にそういう「えっちな」BLの漫画や小説本を買った時の私は緊張していたような気がするんですが。

 めちゃくちゃ緊張してたような、気がするんですが。

 店員さんだってそりゃ慣れてるし、男性向けのモロなエロ本だって売ってるだろうし、と思っても、この私が、他でもない自分が、それらしいえっちなBL本を会計まで持っていく勇気よ。前を向いて「これください」という勇気よ!!!!

 最初はそんなもの無かった気がするんだよなぁ。何だかうしろめたいような(BLがそこまでメジャーじゃなかった時期だったからかな?)気持ちで、店員さんの顔なんか、とっても見られなかったような……あれえ……なんか忘れちゃったな。

 でも今日の紫陽は清々しいほど前を向いておりましたよ。慣れですね。


 本日は「レーベル研究」の名の元、直近に出版された「角川ルビー」の本を古本屋でごっそり買ってきました。できるだけ作者とジャンルをばらけさせるようにして。

 新品じゃないのかって?新品は今度ですかね。7冊で2000円くらいしました。

 古本屋ですから安く済んではいるんですけど、比較的新しい作品は高値で売られてますからそれが響きましたね……。今回手に取ったのは2020年以降の作品ばかりです。これからざっくりしっかり読み込もうと思います。何せ紫陽がBLライトノベルに触れていたのは10年も前の話です。今の空気を吸い込まなきゃ書けるものも書けない。


 というのも、「角川ルビー」に公募で殴り込んでみようかなと思いまして。たしかカクヨムからも応募できるとのことで、3月末日までに完成させてしまおうと、そう決めたのでございます。「10万字から18万字で完結している明るくさわやかなBL」。まじか。明るくも爽やかでもないよ。やってみるけれども。


 何を隠そう紫陽凛、この人生、「腐った」(いわゆる、BLを愛好した)年数の方がそうでない時期より長いような生粋のBL愛好家でござい。


 フォロワーさんから「可愛い女の子を書く書き手さんかと思ったらBL書きが本業と聞いて驚いた」と言う旨のコメントをいただき、マジかそんなに可愛い女の子いたっけ?と自作を思い出し……そういやいっぱいいましたわね。


 でも今回はBLでいこうと思いました。書きたいものと流行のすり合わせ、ちゃんとできるかな……と言いつつ。

 「悪役令息」とか「異世界転生」とか「じゃない方」とか「異種婚姻譚系」とか「もふもふ」とか「オメガバース」とか「溺愛」?とか色々あるけれども全部使いません。


 俺が新時代だ。

 

 うそです。原点回帰目指します。最新のテンプレを外しながら王道をいってやるんだい!

 男同士だぜ!やっぱりバディでしょ!(大声)


 というわけで、そのうち何かの連載が始まると思います。うーん。紫陽凛、新時代なるか。


 でもゆうて紫陽だしね、紫陽クオリティにきまってんですよね……最初っから大賞が取れるとは思ってませんとも。一次……いや二次くらいは通ってみたいですね。

 とりあえず今から本を読んでみます。ビーアンビシャス精神で。


 紫陽ビーアンビシャス!やってやるぜ。

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