第3話10才の私へ

5年生になって、委員会活動が始まります。

給食委員になって、配膳員さんと仲良くなります。冬にはストーブが使えるので、早くたで終わって配膳室に行くといいよ。この頃事務室の人と仲良くなります。今では連絡先も交換して、小学校と中学校を卒業しても会います。ちょっと特殊な感じがしますが、普通に仲がいい友達です。

六年生になると、委員会を決める日に休むことになっちゃって、また給食委員をすることになります。でも、この委員会の担当の先生が、去年とは違い、大嫌いな4年生の時の担任になります。活動をサボろうとしますが、責任者の先生は優しい図工の先生なのですぐにやめましょう。図工の先生には迷惑をかけたくないです。

修学旅行は日光にいきます。三猿は想像よりもだいぶショボいです。期待するなら、陽明門にしたほうがいいよ。宿の温泉は腐った卵の臭いが強いです。二泊三日でいって、三日間雨ですが十分楽しめるので、気にせず友達と楽しんできてね。

中学生になっても、大して変わることはありません。制服を着るようになって、通う場所が少しずれるだけです。私はここでバレーボールを始めます。最初はあんまり気が進まないけど、YOUちゃんに誘われて体験入部に行きます。その体験入部が楽しくて、その場のノリと勢いで入部します。低身長で、運動もあまり得意じゃないのに、厳しいと噂のバレー部に入ります。最初の夏に早くも心が折れそうになるけど、大丈夫だよ。顧問の先生が声をかけてくれます。このときの言葉は今も私を支えてくれてます。このときの言葉がきっかけで、今では『チビでも巨人のような人と戦える』ことを証明してチビッ子のスターになるのが目標です。中2の時に、コロナウイルスの影響で臨時休校になります。三ヶ月くらいの間、部活もすることも、友達に会うこともできなくなります。このとき、普段、当たり前のように友達に会えること、部活ができること、授業を受けられていることの有り難みを痛感します。その後、部活が再開してすぐに1個上の先輩達の引退試合があります。でも、部員全員が 会場に入ることはできません。サーブが入らず、身長もぶっちぎり最下位の私は行けないんだと思ってました。でも、いけました。レギュラー6人とあと二人しか行けないなかで選んでもらえました。思わず泣いてしまいます。人生ではじめての嬉し泣きです。

8月に叔母の結婚式に出席することになります。ちっちゃい頃から遊んでくれた叔母さんはついに結婚します。とっても綺麗なドレスを着て、幸せそうに笑ってました。私にとって、はじめての結婚式です。料理がすごく美味しいので、味わって食べてね。

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