第2話5才の私へ
保育園は楽しい思い出がたくさんあるね。そんな保育園を卒業します。卒園式ではお花のカチューシャを着けたね。お辞儀する度に落ちてきちゃうから、パパもママも「やめたら?」って言ったけど全然気にならなかったんだよね。きっとこの頃が一番無敵だと思う。お姉ちゃんに憧れて選んだ茶色のランドセルは思っていたよりも黒い近い色で最初はあんまり好きじゃないと思うけど、小学校を卒業する頃にはすごく気に入ってるから大事にしてね。
ワクワクして、ドキドキしてた小学校の入学式は朝から嫌なことが起こります。不貞腐れた顔で写真を撮ります。これは今でも残ってるし、一生ネタにされるから覚悟してな。
期待してたクラス分けは、私だけ違うクラスです。仲がいい子はみんな2組なのに、私だけ3組です。でも、一番仲がいい子(ここではYOUちゃんとします)が「一緒に遊ぼう」って誘ってくれます。この誘いには素直に乗りましょう。YOUちゃんをきっかけにたくさんのお友だちができます。
2年生になると、素敵な先生に会います。この先生は担任の先生です。国語の授業で物語を作るのに、私だけ進まなくてついに先生に怒られます。そして、教室のど真ん中で泣きます。でも、出来上がった物語は褒めてくれるので頑張って進めてね。
4年生になったとき担任になった先生には気をつけてね。とても変わった先生で、独自のルールがありすぎるので嫌になります。この頃視力が落ち始めます。この先生は、とてつもなく見にくいのに、プロジェクターを使って授業をします。見にくいからノートもとりにくいのに、ノートの取り方にも口を出してきます。今となっても嫌いな先生です。でも、これほど嫌いな先生はこの人だけなので頑張って耐えてね。でも、どうしようもなく嫌になったら、迷わずに学校を休んでね。
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