成長するきのこは一般男性についてるもの

お題：緑の罪 制限時間：15分

　とるとレベルアップする緑のきのこがある。

　必要に追いかけてくるその姿はモンスター。ストーカーともいえる。

　ゲーム的にはプレイヤーの得となるアイテムなのだが、やってる行為はえげつない。こんな感想を抱くのは、俺が歪んでるからだろう。呪われたアイテムじゃないんだから、しっかりともらっておけと思う。

　今はそのきのこが出るゲームを彼女がしてる。

　彼女の姿は凛々しい。

　今までテレビゲームをやったことがないというようには見えないくらいにプレイが上手い。

　俺がセーブしてあったところを既に超えてしまった。

　もともとあまりやる気がなくて放置してたということはあるが、こうやって抜かされるとなんだか悔しさが溢れてくる。

　せめてもの嫌がらせとして、彼女の後ろに回り込み背中から抱きしめる。

　全ては緑のきのこが悪い。

　すぐに悲鳴をあげるものかと思ったが、以前変わりなくプレイに集中してる。普段なら、顔面真っ赤になるはずなのに……。

　ちょっと悔しかったので、胸を思いっきり揉むことにした。耳を舐めてもよかったのだけど、ダイレクトにいくのはやはり胸だろう。

　その効果はばつぐんだった。

　悲鳴の後に腹が激痛を感じた。思いっきり肘による反撃を食らった。

　中断する効果音が鳴り響くと、彼女は振り返ってた。

　下唇をかみ、うっすらと涙を目に浮かべてる。

　あぁ……やりすぎたかなと思う頃には、対面座位の形に移行し唇を奪われた。

　キスのあとは思いっきり頬をつねられた。

　彼女の柔らかいものが身体を襲う。

　後ろからは見えなかったたわわの胸の膨らみも見える。

　男の特性として、いたずらであっても反応してしまう。

　彼女は驚いた様子もなく、すりすりと身体を揺さぶりながら、俺の頬を相変わらずつねる。

　その感触はまずい。意思とは関係なく、固く大きくなる。

　生殺しもいいところだ。

　体勢からして押し倒すというのはし辛い。

　それがわかってるからこそ、彼女は揺さぶりをかけてるのかもしれない。

　その吐息は乱れてた。俺以上に高ぶりを感じてるようだ。

　放っておけば、おそらく大変なことになる。

　そう思う頃には、きのこを露出させられた。