前科者の妹
『たとえどんな親でも、親は親だ。自分をこの世に生んで育ててくれたことに感謝するべきだ』
そんなのは、
『自分を甘やかしたい親が、承認欲求を満たしたいがためにでっち上げた綺麗事だ』
というのが、今の僕の実感だよ。僕自身が親になったからこその実感なんだ。
何度も言うように、
だって、
<実の母親の葬式の場で実の父親を包丁で刺し殺そうとして有罪判決を受けた前科者の妹>
として、あの子は生を受けたんだよ? 普通の人はそんなことを望んで生まれてくるって言うの?
しかもその<姉>は、自分の母親と同じ歳。
意味が分からないよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます