僕自身の自己満足のため

僕は必ずしも『子供のため』に生きてるわけじゃないし、


『子供のために生きることが親の義務だ!』


みたいに言いたいわけでもないんだよ。どちらかと言えばこれは、『僕自身のため』なんだ。


『僕自身の自己満足のため』


と言った方が近いかな。


僕は、生きることについて、何の目的も目標も生き甲斐も見付けることができなかったつまらない人間だったんだ。


『ただ死んでない』というだけの生き方しかできない人間だったんだ。


それが、沙奈子さなこに出逢って、絵里奈えりなに出逢って、玲那れいなに出逢って、さらに玲緒奈れおなを迎えることができて、ようやく生きている実感を得ることができたんだよ。


その、<自分が生きている実感>を堪能したいというのは確かにあるんだ。


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