子供が親を信頼するのは当たり前だ!

「パパちゃん、大丈夫?」


「お父さん、無理しないでね」


玲那れいな沙奈子さなこが僕を気遣ってくれるのも、僕自身が二人にとって信頼できる振る舞いをできている証拠だと感じる。


『子供が親を信頼するのは当たり前だ!』


とは、僕はまったく感じない。そんな風には到底思えない。そんな考え方は、ただ自分を甘やかしたい、相手から信頼される振る舞いができない自分を正当化したい、というだけのこととしか思えないんだよ。


そうとしか思えないからこそ、僕は自分自身の振る舞いというものについて客観的に考える努力を続けたいんだ。


なによりそれが僕自身のためにもなると思う。


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