構ってもらえない寂しい気持ち

餌で釣ってそれで言うことを聞かせるようにしていた上に、本人が構ってほしいという様子を見せたら、それも、玩具やお菓子やお小遣いで黙らせてたんだ。


そんなことをしてたら、


『<構ってもらえない寂しい気持ち>をそれこそ玩具やお菓子やお小遣いで埋め合わせることを学んでしまうだろうな』


と、自分が子供を育ててるからこそ感じてしまう。沙奈子さなこ玲緒奈れおなの様子を見てたら、


『そういう形で埋め合わせようとするんじゃないかな』


って感じてしまうんだよ。そして兄はまさにその通りの反応をしたってことかな。


なんでも自分の思い通りになるのが当然とも思ってたしね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る