怖いフラレ方
タイガーファイヤー
第1話
いつでも彼女は笑顔だった
まるで天使のようでこんな僕にすべてを注いでくれた
僕のどこに魅力があるのか知らないが、ただただ優しかった
ワガママも言ったけれど、すべてを受け入れてくれた
あるとき彼女の声からくる叫びに気付いた
それがだんだんと大きくなった
僕は謝った
彼女は言った
「もう忘れたことですしいいですよ」
彼女の本音を聞いたときにショックだった
初めて本音を言って心を開いてくれた嬉しさなど無かった
それすらも僕を呵責した
なぜいっそのこと激しい言葉で斬ってくれなかったのだろうか?
怖いフラレ方 タイガーファイヤー @motoo59
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