アウイナイト

@yoimiyaaaa

知り合いじゃないver.


k 陽菜〜おはよ

h 海斗!おはよー

k 何見てんの?それ

h 意外と知らない!石言葉特集だって、

  なんか面白そうじゃない?

k ふーん…

h 私これ好き!アウイナイトってやつ!

k へー…それより今日転校生来るってよ

h そうなの!?楽しみだなぁ〜

(間を開けて、チャイム)

先 はいみんな席について〜

  今日は1人、転校生が来てるぞ〜

a こんにちは、

今日からこのクラスでお世話になります。  

  福井 茜と言います。

先 みんな仲良くしてやってくれ〜

  そうだな、席は…陽菜の隣にするか

h え!私!?

先 茜に色々教えてやってくれ、陽菜

h は、はい!

a よろしくね、陽菜さん

h こちらこそよろしくね! 

 ねえ、茜ちゃんが前いた町ってどんな所?

a え、うーん…ここよりちょっと都会だった

  かな、?

h え、いいなあぁ!ここなんにもないもん!

  (⬆️大きな声)

先 おいそこ、授業中だぞー

h あ、ごめんなさい!

…(2人で笑う)

(チャイム)

h ふぅー(伸び)終わったぁ〜!

  ねぇ茜ちゃん!

  私、茜ちゃんともっと話したい!

  今日うちいっちゃだめ?

a え!?急すぎるよ!

h いいじゃん!荷解き手伝うし!

a えぇ、分かったよ…

  ちょっと用事あるから先玄関行ってて!

h はーい!

 (鼻歌)楽しみだなぁ〜

  あっうわぁ!?

t 危ないっ!……大丈夫?

h あ、はい!大丈夫です

t 気をつけて歩きなよ

h は、はい、ありがとうございます!

 (初めて見た子だ…かっこよかった……)

t …ん?なんか落としてる、石言葉特集…?

(間を開けて)

a お待たせー!ごめん、遅くなった

h ううん!全然!

a あれ、その子は?

h 幼なじみの海斗くん、さっき会ったから手

  伝ってもらうことにしたの!荷解きなら

  男手も欲しいでしょ?

k 海斗です、すいません陽菜が急に(笑)

a 全然!(笑)

  じゃあ行こっか!

(間を開けて)

a 着いたよ〜

h お邪魔しま〜す k お邪魔します

h うわぁ〜ダンボールたっくさん!

k これは時間かかりそうだな…

h よーし!ぱぱっと終わらせるよー!

(間を開けて)

h はぁー…疲れた……

k あのやる気はどこいったんだよ

h 私はもうむりですー

  あ…この箱はなに?

a あー……それはね、、思い出

h 思い出?

a うん、大事な思い出

h え〜、なにそれ気になる

a 秘密だよ!笑

(ノックの音)

t 茜〜、こっちはとりあえず終わっ…

  お客さんいたのか、あ、さっきの

h あ…さっきはありがとうございました!

t いーえ、元気そうでよかった、じゃ

(扉閉まる音)

h ……ふぅ…ねぇ茜ちゃん!

  あの子って!?

a あー、冬弥のこと?弟だよ

  それより、さっきって?

h 学校でね、コケそうになった所を助けても

  らったの

a それってもしかして、帰り道に言ってたかっこよかったって子?

h そうだよ

a ふーん(悪い笑い)

a よし、じゃあ一区切り!ってことで

  ジュースとお菓子買ってきて休もっか

  海斗くん、ちょっと着いてきてくれない?

h え!?

k いいですよ

h えぇ!?

a ありがと!じゃあ行ってきまーす

t 行ってらっしゃい

h い、いってらしゃい…

(間を開けて)

t ねぇ

h な、なに?

t 陽菜ってさ、好きな人いたりするの

h え、えぇ!?いる…よ

t そうなんだ、後悔しないようにね

h え…?

t 俺は告白さえ出来なかったから、まあ

  結果的にはそれで良かったと思ってるけど

h …告白できないっていう気持ちなら少し分

  かるかも……

t 陽菜はなんで告白しないの?

h どうせ無理だって、分かってるから…

t それは、告白できないって言わない

h どう違うの、?

t 俺のは……いやなんでもない、ごめん!

h う、うん…

(間を開けて)

k 飲み物、お菓子…これでよし

a ありがと!

  海斗くんのおかげで助かったよ!

k ううん、全然

(コンビニ出る音)

a う…最近すっかり冷えてきて寒いね…

k 寒い…じゃあこれ着な?

a あ、ありがとう……

k いーえ、さてと、今何時だろ…

a ねえ、その待ち受けの写真って…

k あぁ、これね、映画作ってる時に

  撮れたんだ、きれいでしょ

a え、映画!?

k うん、夢が映画監督でさ、

  まあ親から馬鹿馬鹿しいからやめろ

  って言われてるけどね笑

a そんなことない!

k え…?…笑わないの?

a 笑わないよ?映画監督なんてすごいじゃん

k あ…ありがとう

(間を開けて)

a ただいま〜

t おかえり a おかえりなさい!

a さーて、

(みんなで) かんぱーい!

(h それから私たちは、勉強会をきっかけに、よく遊ぶようになった)

(ページめくる音)

a 見て!ここ、私のお気に入りの場所

  こっから見る景色、好きなんだよね〜

h わぁ〜きれーい

k こんな場所知らなかった…きれいだな

(ページめくる音)

k 見て、今度コンクールに応募する映画

  やっっと出来た

a.h おおー!

t どんな内容なんだ?

k それは、コンクールが終わってから…

t いや見せてはくれないのかよ!

(a.h.kの笑い声)

(ページをめくる音)

(間を開けて)

a 私たち用事あるから2人先に帰っててー!

h はーい!

(間を開けて)

h 私、まさかこんなに

  仲良くなれると思わなかったな〜

t そうだね笑

h あ、ねぇそういえばあの時言ってた後悔

  ってなんだったの?

t …実はさ、俺、茜のこと好きなんだ、

  俺と茜は血、繋がってなくて

 中学の時、再婚して家族になった。

h え…

t 俺、そん時茜にメールで告白してたんだ。

  でも、茜に聞いたら

  スマホ無くしたって言ってさ

  なかったことにされたんだ

h そんな……

t  でも…もういいかな、笑

h ううん、よくない

  だめだよ、冬弥くんの気持ちまでなかった

  ことにしちゃ

t …うん…そうだね、ありがと、陽菜

h ううん、私にできることがあったら

  なんでも言って!

t (笑い声)ありがとう

(間を開けて)

a ふぅ…委員会やっと終わった

  海斗くんもう帰っちゃったかな…

k 京都ですか!? 

a ん……?

先 君のコンテストの映画を見て

  君さえ良ければ1度見に来てみないかい?

k ほんとですか!?ぜひ!お願いします!

a え……京都の大学に行くってこと、?

  そんな…

(少し間を開けて)

k あれ、茜さん、もう帰っちゃったかな…

(少し間を開けて)(雨の音)

t こんなとこで傘も持たずになにしてんの?

a 冬弥……

t なんかあった?

a 海斗くんがさ、大学の先生から誘われて

  京都行っちゃうって

  それ、聞いちゃってさ笑

t ……海斗のこと好きなの?

a え、なに急に

t どうなんだよ

a やめようよ、姉弟で恋バナとか笑

t 別になりたくて姉弟になったわけじゃ……

  俺はまだ、茜のこと

a やめて!!

  離婚してから散々だった

 でもやっと…やっとちゃんと

 家族になれそうなの

t 茜……

a ほっといて!(走る音)

t あ、おい!

(間を開けて)(LINEの音)

k ん?冬弥からだ、茜さんが

どっか行っちゃって家に帰ってきてない!?

  っ!(走る音)

(間を開けて)

(扉の音)

⚠️冬弥の長セリフカットしてる

  文字に起こせない演技&他の人見れなくてもいいから

(間を開けて)

k はぁ、はぁ、茜さん!!

a え…?海斗くん…?なんでここに……

k 前この場所がお気に入りって言ってたから

a あ…覚えてたんだ……

k 茜さん、大丈夫?

a 大丈夫、気にしないで

k 大丈夫じゃないでしょ

a もう…優しくしないで!!

  どうせ京都に行っちゃうくせに!

k え…

a 気使わないでいいから!

  私なんかもうほっといてよ!!

k 好きだ!

a え……?

k 俺、茜さんのことが好きだ!

  映画の道は諦めない、

  でも、だからって茜さんのことも諦めない

a え…

  私も…海人くんのことが好き(泣きなから)

k …ほら、帰ろ?みんな心配してるよ

(間を開けて)

a ただいま

t おかえり、あ、あのさ!

  茜、昨日のこと、ごめん、弟なのに

a あ…… 

t あんなこと言って、悪かった

  あと、ありがとう

a え…

t 俺、茜と家族になれて嬉しいよ

 好きで姉弟なったわけじゃないとか

 嘘だから、何も分かってない、

 勝手な弟で、ごめん

a ……今回だけは許してあげる笑(泣きそう)

k ありがと笑 体冷えてるだろうしお風呂、

  沸いてるから先入ってね

a ありがと

(扉閉まる音)

(t 茜、今まで1人で背負わせて、ごめん)

(a 冬弥の気持ち、なかったことにしてごめん)

(a.t そして、優しい嘘を、ありがとう)

(学校環境音入れる)

t なぁ陽菜

h ん?なに?

t ほんとにありがと、茜のこと

  ずっと残ってた後悔が

  ようやくすっきりした感じ

h ううん、私はなにもしてないよ

  また何かあったら頼ってね

t  陽菜はほんとに優しいね

h そりゃあ冬弥くんのこと好きだもん

t え…

h え、あ!待って!いまのなし!忘れて!

t (笑う)今はまだ、だめかな

h え?今は…?

t すぐに心変わりー

  なんて軽く思われたくないじゃん?

  だから、今はまだだめ

h え?えぇーー!!!(フェードアウト)

 

 


 


 


 









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

アウイナイト @yoimiyaaaa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る