全部知ってたよ
オシャレなカフェのテラスに座っている俺と君。
カレカノな俺たち。
今日の君は可愛いワンピースを着て一段とかわいかった。
君はその綺麗な長い黒髪をいじりながら呟く。
「実はずっと嘘ついてたんだ…」
「実は私……
女の子じゃないの。男なんだよ」
「はぁ……」
なんだ……
そんなことなら
「全部知ってたよ」
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【解説】
デートの休憩で訪れたカフェのテラス席に座ったカレカノの男女。
彼女は気まずそうに口を開き、自分の秘密を明かしました。
「自分は女の子じゃなく、男なんだ」と。しかし、彼氏は笑顔で答えました。
「全部知ってたよ」と。
彼氏は、彼女が男であること、姉や母に幼いときに女の子用の洋服をたくさん着せられ女装に目覚めたこと、自分は女の子じゃないから付き合えないと思っていること、全てを知っていたのです。
なぜなら、彼は心を読めるから。
それでも、彼のそばに居たくて彼の嘘に付き合っていたのです。
彼氏はそのあと彼に再度告白し、改めて付き合うようになり、今は二人共幸せなようです。
いかがでしょうか。今回は、「全部知ってたよ」で140字SSというお題です!
若干超えてるかもな……
本来はTwitter用のお題だしね。
今回は
次回もお楽しみに!
リクエスト待ってます‼
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