　一言で言うなら、「幽霊みたいな人」

　あの、その……。

　幽霊みたいな人だな、と思いました。

　なんでかっていうと、その……えっと……見た目、もありましたけど。生気がなさそうな顔で、魂を抜かれそうな瞳をしてて……。でもそれだけじゃなくて、あの、オーラもありました。この世のものではないというか……普通の世界に暮らしている人ではない、というか。実際、殺人ゲームの達人だったわけですし……そういうことで、幽霊みたいな人だと思ったんです。

　あとは、えっと……どうしよう……。

　そうだ。あれです、片目が白かったです。オッドアイ……っていうことはないと思いますから、たぶん……あの……本当にそうかはわかりませんけど、昔のゲームで怪我をしたんじゃないでしょうか。

　ほかは……えっと……それだけ、です。そのぐらいです。

　す……すいません、あんまりしゃべれなくて……。

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幽鬼から見た青井

「対人不安を抱えている娘です。ゲーム中、ずっとあわあわしてました。社会不安を抱えている者として、なんだかシンパシーを感じますね。不安心が強いことは、命懸けのゲームにおいては強みですけど……さて、結果はどうでしょう？」