【26/30】Q.ゲームの難易度
時代が進むにつれて、ゲームの難易度も改善されてきました。
昔はけっこう、ゲームによってまちまちだったんですけどね……。最近はだいたい、七割ぐらいのプレイヤーが生き残れるように調整されてます。
微妙な値ですよね、七割って。いい目が出る確率のほうが高いけど、命をかけるには不安……みたいな。すごく微妙な数字です。まあ、もちろん、個々のプレイヤーの生存確率は、実力によりけりなんですが……。
また、初心者用のゲームだと、この数字は信用ならなくなります。
基本的に、一回目の初心者は、ある程度固められてゲームに参加することが多いんですけど。そういったゲームでは、生存率にかなりのばらつきがあります。熟練のプレイヤーに比べて、初心者は行動が読みにくいですからね。難易度調整も難しいんでしょう。
ちなみに……現在の私は、二十七回のゲームをクリアしております。
一回のゲームの生存確率を〇・七として計算すると、一万五千分の一の偉業をこなしたことになります。
師匠は九十五連勝だったので、だいたい五百兆分の一。
九十九連勝となると、その確率は二千兆分の一にまで跳ね上がります。
……改めて数字にしてみると、とんでもないですね……。
五百兆分の一、二千兆分の一って、どのぐらいの確率なのか想像もつかないな。宝くじの一等を……何回か連続で当てないといけないんですかね? プレイヤーの技術介入で数字を上げられるとはいえ、とんでもない低確率ですよ。
九十九連勝に届かなかったとはいえ、私の師匠、超人なんだなあってつくづく思いますね。
出会いたてのころには、あんまり意識してなかったんですけどね。
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