スフィアゲート

びたーすてら

第一章 ゲートのその先

別の世界

第1話 謎のゲート

スマホを操作してソシャゲをぽちぽちしてる小夜。と、ゴロゴロと寝転がりながら漫画を読む圭一。いつもの光景である。


「ん~」


ソシャゲに飽きたのか、ベッドにスマホを放り投げる小夜。


「パソコン…欲しいなぁ~」

「PCとな!?」

「ひゃっ!急に大きな声出さないでよ…」


だが話を聞いていない様子の圭一は


「PC作るか!」

「作れるの~?」

「予算は?」

「夏休みのバイト代あるからそれなりに!」

「おっ、こんだけあればそこそこのが作れるな。とりあえずこのパーツとこのパーツを注文しておいてくれ…後は…」


数日後。

ごっちゃりとPCパーツが山積みになった小夜の部屋。


「やるぞオオオ」

無駄に燃えている圭一。何をやっているのかさっぱりわかんない小夜は後ろでボーっと見学。


そして、数時間後…


「出来たぞ!起動…!」

「わくわく」


「セットアップ…っと。大体のゲームは出来るようになってるはずだ。調べて色々やってみるといい。」

「わーい!ありがと~!」


圭一はすっかり満足したのか帰っていった。小夜も早速、未知のマシンに手を付ける。


ほー、へー、ふんふん…なるほど~…。

大体仕様がわかってきた小夜。と、画面端の方に小さなアイコンを見つける。


『スフィアゲート』…?なんだろうこれ。調べてもわからないし…えぇい、開いちゃえ!


その瞬間。小夜の視界は暗転した。




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