ばけものを作り出す悪の組織

仲仁へび(旧:離久)

第1話




 数百年後の未来。


 進歩した科学力は、一部の者達の間だけで利用されていた。


 それを使っているのは、悪の組織。


 世界を支配しようとする者達だった。





 その悪の組織は、人材不足に陥っていた。


 正義の味方たちが、悪の組織の構成員を、どんどん倒してしまったためだ。


「このままでは組織が危ない」


 危機感を抱いた者たちは、新しい事を始めた。


 これまでは人間の構成員だけだったが、人間以外を増やそうとしたのだ。


 だからたくさんの研究を行う。


 いろいろな機材を使って、たくさんの薬を使って。


 そうすると、フラスコの中から次々にばけものが誕生。


 人間じゃないそれはどんどん大きくなっていった。


 対峙した正義の味方たちは驚く。


 ふざけるなと正義の心を燃やしながら。


「それだけの技術力があれば、病や病気に苦しむ人たちを何人救えると思ってるんだ! 自分達のためにつかうなんて」


 科学は進歩しても人の心は成長しなかった。



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