第7話 初めてのでーと?
「重要...!一体それはなんですか...!?」
「それはね...」
麻莉奈さんが重要なこととは一体何なんだろう?イベント?全く予想もつかない。
「デートだよ!!!」
「...え?」
「デートだよ!!!」
「いや、デートなのはわかりましたがどうしてですか?」
「わたしと小太郎くんは付き合って1年は経っているじゃない?」
「まず付き合ってもいないですよね?」
「...1年経っているからデートに行かないとだめじゃん?」
「貫き通すんですね。それでどこか行きたい場所でもあるんですか?」
「一応候補はあるから行ってみよう!!」
おじさんたちは今オシャンティーなカフェに居る。なぜカフェに居るのかって?それはだねワトソンくん。
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『最初にカフェに行こう!!』
『どうしてカフェなんですか?』
『カフェって結構デートっぽいじゃん?』
『雰囲気で言ってたんですね』
『でも、カフェは静かだからリラックスできるし、カフェにも色々な種類があるから結構若い人に人気があるらしいよ。』
『へー、初めて知った。』
『じゃあわたし猫カフェに行きたい!!』
『よーし、じゃあ行こう!!あたしの準備はできている!そんな装備で大丈夫か?』
『大丈夫だ問題ない。』
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と言うことなのだよワトソンくんわかったかい?というわけで猫カフェとやらに来ている。おじさんの膝には大きめの猫が寝ている。毛がふわふわでずっと触っていられる。
「へっへっへ、兄さんもこれやってみなよ。」
「なにぃ?」
変な笑いを浮かべる妹は猫のお腹に顔を近づけた。こ、これは...!!
「わふぅ〜、やっぱたまらねえぜ...」
「これがあの伝説の『猫吸い』ってやつか...!」
「兄さんもやってみな。飛ぶぞ。」
猫吸いをしてみた。猫からおひさまの匂いがして心地が良い。猫吸い最高!
「そういえば麻莉奈さんは?」
「麻莉奈ちゃんならあそこにいるよ?」
「麻莉奈さんが猫に埋もれている...!?」
「そう麻莉奈ちゃんは今完全無敵の鎧を着ているのと同じだ。」
「何だそれは...!?ぐわぁぁぁ...!!可愛いを通り越して尊い...!!」
とへんなテンションで茜と話している。麻莉奈さんは安らかに目を閉じていた。
「小太郎くんもこっちにおいでよ。あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜」
「今行きます!!じゃあこの猫を茜に託す。」
「うんわかった行ってらっしゃい。」
麻莉奈さんは猫に埋もれていた。すごい顔が緩んでいて溶けそうな様子だった。
「こたろ〜く〜ん、わたしここに住む〜」
「確かに住みたくなるような天国のような空間ですが住むのは無理だと。」
「それはわかっているんだけどもう最高〜」
麻莉奈さんの精神年齢がもっと低下している。3歳くらいにはなっているのではないだろうか。猫いいな、飼ってみようかな?
「ふぅ〜それじゃあそろそろ行こうか兄さん麻莉奈ちゃん。」
「次はどこに行く?」
「次はお洋服を見に行こう!」
ショッピングモールに着いておじさんたち御一行は洋服を見ていた。
「これなんかどう?兄さん可愛い?」
「似合っているよ妹よ。妹は可愛いから何でも似合うからな〜」
「私は?私は?」
「可愛いですよ。」
「なんか茜ちゃんよりも感情がこもっていないような気がする...」
「本当に可愛いですよ!!」
「本当に?世界一可愛い?彼女にしてほしいくらい?」
「可愛いですよ世界一可愛いですよ!!」
「そう?えへへへ...」
妹と麻莉奈さんのファッションショーが始まり、店員さんや他の人が妹と麻莉奈さんを見て見惚れている。見惚れるのはわかる可愛いからね。
「あれ?松本くん?」
「あ、こんにちは近藤さん。近藤さんも服を見に来たの?」
「うん、今日はワタシに似合う可愛い服を見に来たの。」
「そうなんだ、きっと見つかるよ。近藤さんは輝いているからね。」
「!?あ、ありがとう...」
?近藤さんの顔が赤いどうしたのだろうか?熱でも出ているのだろうか?
「どう?小太郎くん...ってその子誰?」
「近藤さんです。クラスメイトの。」
「こんにちは、近藤奏です。えっと...松本くんの妹さんかな?」
「ひどいよ!!私は松本くんの妹じゃなくて川上俊の姉の川上麻莉奈だよ。」
「ごめんなさい!じゃあそっちの女の子は...?」
「ああ、こっちが...」
「こんにちは。あたしは小太郎の妻です。」
「ちょ...何言ってるんだよ茜!!」
「え...?松本くん...もう奥さんがいるの...?」
「小太郎くん...?」
こっちを見ている二人の圧がすごい...妹はこっちを見て笑いをこらえている。妹、家に帰ったら覚えていろよ...?
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