第6話 さすがだぜ、姉さん...!
「...ふむふむ、こーたんが何処かに行って、探している途中なんだ。」
「そうなんだ、でもここの本屋広いから探すの大変で...」
「それなら、このかなかなが手伝うよ。」
「え、いいの?でも近藤さんは見ている途中だったんだよね?」
「それについては大丈夫!なぜなら、かなかなはみんなの輝くアイドルだから!」
「すごく助かるよありがとう近藤さん。」
こうして、松本調査隊が結成された。
そうして彼らはジャングルの奥地...ではなく本の迷宮へと進んだ。
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「おじいさん、こういうのとかどうですか?」
「うーん、私にはそうゆうのはよくわからないのだけれど、君が持ってきてくれた
ものだから、おすすめなのだろう。ありがとうね、松本くん。」
「いえいえ、こういうのはお互い様様ですよ。」
おじさん(15)とおじいさん(70代くらい)はともに笑顔になり、その後、無事に松本調査隊に保護されたのであった。そして、アイドル姉貴との顔合わせが始まろうとしていた。
「えー、それでは、面接を始めたいと思います。お名前とご職業は?」
「な、名前は松本小太郎で職業は、ん?職業?えっと、学生かな?」
「それでは、次の質問に移ります。どのようにしてこの高校にご入学を?」
「青春がしたかったからです。」
「へー松本くんは青春したかったのか。それはいいことだと僕は思うよ」
「確かに、あたしもそれと同じような理由で入ろうと決めたんだよ。」
突然、面接が始まったが、近藤さんは結構面白い人なのかも。ていうか、すげえなこの人、自分のことを中心的みたいなことを言っているけど、何を話そうか迷うときとか率先して、話題を出してくれたりして、コミュ力が高いったらなんのおじさんここまで高い人見たことないや。
ほんとにこの人はもうアイドルになっちゃいなよYOU。
あと、大森さんは結構勉強できそうだけど、おじさんと同じ理由で入ろうと決めたらしいけど...なんだろう、おじさんの周りにはすごい人しか集まらないのはおじさんがこういう特性を持っていたからなのか。それともみんなこういう特性を持っているのか。
本を選び終わり、そこらを適当に歩いていると突然、近藤さんが
「カナカナを呼ぶ声が聞こえる!!」とか言って走ってどこかに行ってしまった。顔の中にあんこが入っていそうな某国民的ヒーローが言ってそうなセリフを言ってた、
もしかして、近藤さんは正義のヒーローみたいな存在になりたかったのだろうか。
余裕な顔であのひとは地球救ってきそう。
アイドルってすごいんだなと思うおじさんと、ぽかんとした顔で近藤さんを見る
幼馴染Wは近藤さんがいなくなるまでその場から動かなかった。
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