嘘
うそをどれだけ重ねてみても
ほんとには決してならなくて
むなしい思いだけが染み渡る
ほんとをうそにしちゃうこと
あんなにも簡単なのに
どうしてうそはほんとにできないの?
分からないまま言葉いくら重ねてみても
ちりばめたうその数だけ
この身にくいこむ見えない鎖
どれだけ優しいうそでもうそはうそで
変わることはない
かえられはしない
うそはうそのままで
この胸に灰色の雪を降らす
うそはうそのままで
静かに確かに降り積もる
重ねた数の分だけ
贖うのだろうか
解けてく灰色に罪の意識落として
重ねた分だけ溶けてゆくから
忘れてゆく忘れちゃならない何か
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