もし心がハートのパズルなら

僕の心はひとつずつピース失くしてゆく

鮮やかなあの瞬間あの感情

誰よりも何よりも確かなものなのに

「ずっと変わらない心なんてないんだよ」

強がって変わっていく自分慰める

「いつまでも変われない心なんて成長してないんだよ」

背伸びして失くしたピースに背を向ける

新しいピースは増えていくけど

なくしたピースはもう戻らない

新しいピースが古い穴を埋めるけれど

忘れてしまった形はもう思い出せなくて

淡い感傷に浸ることもできなくなってしまった

「ずっと変わらない心なんてないよね」

後ろ向いて流れ出る宝石押しとどめる

「いつまでも変わらないままなんてないよね」

空を見上げ流れた一筋のしずくとともに全てを流した

それでもふとした瞬間

よみがえる春のそよ風

つかまえたいつかまらない

なくした新鮮な気持ち

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